もし明日死んでしまうとして ---- 此処最近、他所の国から物騒なものが飛んできたと ニュースで流れているのを見る度に ”もし明日死んでしまったら”等と 時々の気紛れで、そんな事を考えた。 実際そうなると、日常なら仕事場か運が良くて自宅だよな。なんて あいつに冗談交じりで話したら、あいつは本当に 明日にでも、俺の命がこの世から消える様な表情で 俺を抱き締めながら”一緒に俺も追い掛ける”なんて切ない声で震えていた。 その抱き締められた腕の中で この日俺は、言って良い気紛れと悪い気紛れのある事を思い知った。 ---- [[もし明日死んでしまうとして>7-829-1]] ----