そんな顔したりするから ---- 死にネタ系苦手な人注意 短くてすまん。 ====== 「もう動かないね。」 震える唇を指でなぞる。 「ぼくの……せい?」 君は虚ろな眼でぼくを見る。 「そうだよ。君が好きになったから、あのこは動かなくなっちゃった。」 僕は君の髪をゆっくり撫でる。 「かわいそうにね。」 大粒の涙をこぼす君はとても綺麗で、とても愛しい。 「泣かないで、もうあのこは苦しくないし、痛くないよ。」 繰り返しごめんなさいと呟く君に何度も優しくキスをする。 そんな顔したりするから、僕はもっと君に酷い事をしたくなるんだよ。 ---- [[そんな顔したりするから>7-469-1]] ----