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第十一話


「…くっ…」
 大男は持っていた刀を地に落とした。
「(…あれ…、こいつら、どっかで見たことない?)」
琥珀はそう思うと気付いたような表情を一瞬したが誰も見なかった。大男は黙り込んでしまったがもう片方の痩せた男がこちらに歩いてきた。琥珀は攻撃してくるような雰囲気は読めなかったので刀を鞘にしまった。男は琥珀に黙って荷物を突き出してきた。
「何?」
「頼みがある。いいか? 名のない新大陸には実は神の子と呼ばれる少女がいる。その少女にこの荷を渡してほしい。」
「は?いきなり勝手なこと言わないでよ。」
「・・・・・・」
「…訳アリだね。もしかしたら、あんたらの力じゃこの山を越えられないから…じゃないかな?」
そういうと男は口元がニヤリと笑うように上がった。
「そうだ。お前ら2人には感服した。いいか、この荷は重要なものだ。某らには届けるのは無理かもしれない。」
「ん、いいよ。んで、誰に渡せばいいの?」
「新大陸に作られた港の正面に迷いの森がある。その森の入り口の地面に紋章がある。その紋章の上でこの…」
そういって男はペンダントを首からとり琥珀に突き出した。
「ペンダントを3回擦れ。そうすれば道は開かれる。
 その少女の名は、『璃亜(りあ)』。
 璃亜は深い青色のロングヘアの10歳くらいの女の子だからすぐに分かると思うが…」
心配そうに男がうつむいた。それほど重要な荷なのだ、と琥珀はすぐに理解できた。そして琥珀はうなずいた。
「分かった。引き受けた。」
琥珀はその荷を腰のポーチに入れ、ペンダントを首にかけた。すると宮内が後ろからニョキと首を突っ込んだ。男は安心したように琥珀を見た。宮内も後ろで話を聞いていたようだ。
琥珀がチラリと見ると、宮内はコクリとうなずき、
「(大丈夫だ、任せておけ。)」
というような視線を送った。
「璃亜には『前に言ったものだ』といえば分かると思う。 お前らは某たちの代理人と名乗ればいい。そうすれば璃亜も納得すると思う。」
「ん。オッケー。」
琥珀はそういってもう一度うなずくいて後ろをクルリと向いて歩き出した。
 と、思ったらクルリと振り向いて木刀で2人の男を指した。
「…あんたら、誰?」
宮内はちょっと焦ったような顔つきで、
「琥珀、そんなこと聞かなくてもいいんじゃねぇの?」
と言った。
すると琥珀は木刀を宮内に真剣な表情で向けた。
「(黙って)」
そのように宮内には見えた。宮内はただ事ではないことを理解してうなずいた。そして琥珀は男二人に木刀を戻した。
「某らは万屋(よろずや)。金をもらっていてこの仕事を引き受けているが…。」
「違う、あんたらの名前を聞いてるの…。」
琥珀は冷ややかな視線を向けた。
「某は森間戸(もりまど)、あいつは熊沢だが…」
琥珀はそう聞くと安心したようにニッと笑って木刀を下ろした。
「なんだ、人違いか。」
宮内にはその表情が少し恐ろしいような、悲しいような表情に見えた。
「さて、続き、続き。宮内、行くゆぉっ!」
そう勢いよく琥珀が言いかけたときに琥珀は足元の小石でつまずいて転んだ。
「おいおい、大丈夫か?」
「いたた、だいじょーぶっ!」
そう言いかけたときにまた転んだ。
「痛っ!」
「(…気のせいだな…。)」
宮内は安心したようにそう思った。

                                            • オマケな続き-----------------------------

宮内と琥珀が歩いていると思い出したように宮内が言った。
「そういえばこの急展開はなんだ?」
「10連載突破のお祝いらしいよ。」
「早いな。」
「何が?」
そういうと宮内が馬鹿にするような顔で言った。
「お祝いがだ。普通50とかで祝わねぇのか?」
「作者(すたーみるく)が馬鹿だから。」
「納得。」

                       オマケおわりw

作者コメント


もうだめです。急展開すぎた。カーブしすぎてコースオーバーする感じで。。暇だったのでオマケつけました。10連載突破おめでとう!(早いけどw)続きの山くだりの方お願いします♪