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第七話


「…おい、どうする?」
 宮内が小さく震えながら小さな声で言う。
「こんなときにあたし、間接の節々がヤバいから…。宮内、しばらくあたしの代わりに働いて。」
「おぃ!そういう意味じゃなくって、思ってたのと 違うからビビッてんだよ!」
「…まぁ、私も試合制で勝ち抜きで何名かがいけるのかと 思ってたけどね…。」
 2人はそう小さな声で話していた。
 今日は幸い曇り空で日照りで体力が奪われる心配は無い。
だが、多人数参加ということはいつ、どこで、どんな風に襲われても不思議ではない。さらに、琥珀の体の調子も悪かった。
「…まぁ、頑張って。」
「おぃ!人任せか!」
「歩くのもつらいんだからぁ…。」
 その時、無鉄砲な15歳ほどの青年が木刀で飛び掛ってきた。
「ライバルつぶしは早いほうがいいからなぁっ!!!」
「…意味不明だよ…?」
琥珀は腰の木刀を手に取り青年のアゴにゴツンと当てた。すると青年は地面に落ち、力が抜けるようにヘナヘナと座り込んでしまった。
「脳震盪。えーっと、詳細は忘れた。」
「…お前、体痛いのって嘘じゃねぇの?」
「あー、痛い痛い。あー、死にそう。さらば、宮内。」
「嘘つくなぁ!!!」
「冗談。でも本当に痛い…。」
2人はそう騒ぎながら商店街へ歩いて行った。
 商店街へ行く道は人で混んでいて、仕方が無く裏道を通って行くことになった。
「…っ…。」
 裏道には歩道にビニールシートを敷いて物乞いをしている家族が何世帯かいた。全員痩せていて、体の所々に痛々しい傷があった。
「…琥珀…、こりゃ…」
「たぶん、ここら辺のゴロツキに金を貸してもらった人達だね…。」
「…。」
「…あたしが旅をしたいのは、こういうのが理由…なの…。」
「琥珀、お前…。」
琥珀の瞳に涙が溜まっていた。琥珀はそれを見せないようにか、明るく喋った。
「…宮内、商店街だよ。いろいろ買わないと。」
「琥珀……」
宮内は最後に小さな声で何かを呟いたが、宮内以外の誰にも聞こえなかった。

作者コメント


変なところで終了w何か間違っていたらゴメンナサイ。。そして下手でスミマセン;;会話文多いし;;