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第四話


宮内は、それまでのニヤリとした笑みを完全に引っ込めて、真剣そのものの表情になる。
自分の表情は自分では見えないけれど、きっとあたしも同じように真剣な顔をしていることだろう。
宮内。
性格も太刀筋も、すべてがあたしとは正反対で、あたしには理解不能、というより別に理解したいとも思わないような言動も多いけれど。
それでも一つだけ確かなことがある。
剣の、腕。
師匠が失踪してしまってからというもの、あたしたちは独学で剣を学び、トレーニングを続けてきたわけだけど。
剣が全てというような風潮のなか、師匠不在で剣を学ぼうというのは、容易い道ではなかった。
それでも、あたしたちには幸いなことに、『努力する』という才能があったから、剣を続けてこられたし、試験を受けようと思える程度には、実力に自信を持てるのだ。
そして、宮内の『努力する』才能は群を抜いていた。
その努力に裏付けられた、確かな実力。
それが宮内の持つ最大の武器と言っていいだろう。

「…ま、それでもあたしの敵じゃないけどね」
「あ?」
「なんでもない。それじゃあ」

始めようか。

それを合図にしたように、宮内はあたしに剣先を向け、
あたしは腰に差したままの愛刀・凪に手をかけた。


作者コメント


何となく続きを書いてみました伏線とか、話の筋とかと全く異なるものを書いてたらすみません…。私もバトルシーンは苦手なので放棄してしまいました。続けにくかったらスルーしてください(^^;)