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澄んだ空、白い雲。 僅かに眩しい夜明けの日差し。 
少し冷たい風に柔らかな草木が揺れている。 
微かな自分の鼓動と、それと連動したような風切音だけが響き渡り、振った刀の残像が見えそうなほど心は澄み切っていた。
「やぁ!ふっ……とぉ!ていやぁぁぁぁぁ!」  
こいつさえ居なければ……!!!
「ちょっとうるさいんだけど!?何時も思うんだけど力みすぎじゃないの!」
「なにいってるんだ琥珀!もう試験まで一日しかないんだぞ!
琥珀はちゃんとした真剣の刀使うのなんて久しぶりだろ?むしろ俺にはその冷静さの方がわからんぞ」 
そういって、また奇声を上げ始める宮内。 
宮内とはまだ小さかった頃、同じくらいに道場に通い始めた幼馴染というヤツで、
師匠が何処かへ行っしまってからも親交が続くくらいには仲がいいわけだが、
やはりこいつのこういう所には慣れない。 
普段は以外に気の効くいいやつなのだが、あたしはどちらかといえば静の太刀筋で、
こいつは思いっきり動の太刀筋といった感じで、如何せんタイプがまるで逆なのだ。 
「くそっ。だから、わざわざせっかく街外れまで来たってのに……!!」 
「てぃやぁ!……ん?何か言ったか」 
もはや返事もする気も無い。集中を乱されることこの上ないが、仕方が無い。 
実際、もう試験までは全然時間は無いのだ。最近の木刀やら丸太やらのから、
真剣の扱いの方に体を慣らさなければならないのだから。 
軽く眉をしかめながらも、琥珀は柄を握りなおした。と、 
「なぁ、琥珀」 
「あぁもう!なんなんだよ!!」 
「せっかく二人いるんだからさ、久しぶりに模擬戦しない?」 
微かに眉を上げる琥珀。なんだ、邪魔しに来ただけじゃないのか。 
「いいね。面白そうだ。ただし、熱くなりすぎて本気で斬りかかったりはするなよ」 
「わかってるって」 
にやりとお互いに笑いながら、そう言って二人は刀を向け合った。


作者コメント

(終)はいー。かなり不安な感じですが、まだあまりメンバーもいないことですし書かせてみてもらいました。
前の人の「宮内が、琥珀より興奮云々」という伏線を拾ってみようかとも思ったのですが、
かなーーーり不安だったのでおいておきました。宮内をかなり琥珀嫌がってるのに、
「一緒にトレーニングを」とか、前の人のにあったのは、久しぶりの真剣なので、
何時も以上に集中したかった、ということで一つ。語り手を琥珀に置いてみたのですが、
途中文の内容的に、作者視点のナレーションにせざるを得なかったとこと混じって、
わかりずらかったでしょうか…… その辺の感想とか、ヒマのある方是非よろしゅぅです(_ _) 
バトルシーンはむずそうなので丸投げ(何っ 
次の人、頑張って^^;ではー。