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第七話」(2008/12/07 (日) 14:39:35) の最新版変更点

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**第七話 「…おい、どうする?」  宮内が小さく震えながら小さな声で言う。 「こんなときにあたし、間接の節々がヤバいから…。宮内、しばらくあたしの代わりに働いて。」 「おぃ!そういう意味じゃなくって、思ってたのと 違うからビビッてんだよ!」 「…まぁ、私も試合制で勝ち抜きで何名かがいけるのかと 思ってたけどね…。」  2人はそう小さな声で話していた。  今日は幸い曇り空で日照りで体力が奪われる心配は無い。 だが、多人数参加ということはいつ、どこで、どんな風に襲われても不思議ではない。さらに、琥珀の体の調子も悪かった。 「…まぁ、頑張って。」 「おぃ!人任せか!」 「歩くのもつらいんだからぁ…。」  その時、無鉄砲な15歳ほどの青年が木刀で飛び掛ってきた。 「ライバルつぶしは早いほうがいいからなぁっ!!!」 「…意味不明だよ…?」 琥珀は腰の木刀を手に取り青年のアゴにゴツンと当てた。すると青年は地面に落ち、力が抜けるようにヘナヘナと座り込んでしまった。 「脳震盪。えーっと、詳細は忘れた。」 「…お前、体痛いのって嘘じゃねぇの?」 「あー、痛い痛い。あー、死にそう。さらば、宮内。」 「嘘つくなぁ!!!」 「冗談。でも本当に痛い…。」 2人はそう騒ぎながら商店街へ歩いて行った。  商店街へ行く道は人で混んでいて、仕方が無く裏道を通って行くことになった。 「…っ…。」  裏道には歩道にビニールシートを敷いて物乞いをしている家族が何世帯かいた。全員痩せていて、体の所々に痛々しい傷があった。 「…琥珀…、こりゃ…」 「たぶん、ここら辺のゴロツキに金を貸してもらった人達だね…。」 「…。」 「…あたしが旅をしたいのは、こういうのが理由…なの…。」 「琥珀、お前…。」 琥珀の瞳に涙が溜まっていた。琥珀はそれを見せないようにか、明るく喋った。 「…宮内、商店街だよ。いろいろ買わないと。」 「琥珀……」 宮内は最後に小さな声で何かを呟いたが、宮内以外の誰にも聞こえなかった。 ------------------------------------------------------------- **作者コメント 変なところで終了w何か間違っていたらゴメンナサイ。。そして下手でスミマセン;;会話文多いし;; [[第六話へ>第六話]] [[第八話へ>第八話]]

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