動画テクスチャ SWF
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30pin
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'09/05/18
┼ 動画テクスチャ SWF
概要
- オブジェクトに動画を表示させます。
- 表示可能な SWF 動画の作成を行います。
- 音声ファイルの作成も同時に行います。
絵を動かそうとした時、幾つかの手法が考えられます。
もっと有るかもしれませんが。今回は 2、のファイル作成方法をご紹介します。
Flash は、利用者が操作できる 「 インタラクティブ性 」 が非常に重要な要素ですが、その様なファイル作成のチュートリアルは諸先輩方のページで山ほど解説されていますので、ここでは Sandbox2 上で動作可能な単純なムービーを作成する方法をご紹介します。
◇ 必ずお読み下さい。
今回使用する変換ソフト MotionSWF を使用した場合、長い動画ファイルの変換には膨大なメモリが必要な為、短めの動画しか作成できません。
( 2GB のメモリを積んだマシンで、320 x 240 , 15fps の動画4分程度といった所です。 )
他の SWF 変換ソフトで、Sandbox2 で表示できる動画を作成できるものが見当らなかった為、他のソフトでの結果は不明です。
( 2GB のメモリを積んだマシンで、320 x 240 , 15fps の動画4分程度といった所です。 )
他の SWF 変換ソフトで、Sandbox2 で表示できる動画を作成できるものが見当らなかった為、他のソフトでの結果は不明です。
【 制作環境 】
OS : Windows XP Home SP 3
CPU : Core2 Duo E6750 2.66GHz
Memory : 2GB
Graphic : GeForce 8600GT
ForceWare 175.19
Sandbox2 : Build ( 6156 )
Perspective : 1024 x 576
Medium Spec
OS : Windows XP Home SP 3
CPU : Core2 Duo E6750 2.66GHz
Memory : 2GB
Graphic : GeForce 8600GT
ForceWare 175.19
Sandbox2 : Build ( 6156 )
Perspective : 1024 x 576
Medium Spec
さらに、Sandbox2 内で動作させた結果、上記の画質で2分以上表示する事が出来ませんでした。( 内部で動画は進んでいる様子だが、真っ黒に表示される。先頭に戻ると再度表示される。 )
さらに、2分以内の動画であっても、最初に動画を Perspective に表示させてから数秒~数十秒間FPSが設定した速さにならない現象が発生しました。( 早回し表示される )
この事から、Sandbox2 において.swf 形式は、滑らかなムービーを長時間表示させるには向いていない可能性が高いです。
上記をご理解の上、当コンテンツをご利用下さい。
◇ 目次
- メディアファイルの作り方
├ 動画ファイル [ .swf ] の作り方 ( パターン1 )
├ 動画ファイル [ .swf ] の作り方 ( パターン2 )
├ 音声ファイル [ .mp2 ] の作り方
├ オブジェクトへの適用 ( Material の設定 )
└ 簡単なトラブルシューティング - MotionSWF メモ
- 最後に
- 関連項目
- 参考資料
◇ メディアファイルの作り方
基本的に動画ファイルは、音声を分けて作成し、ゲーム中においても別々に操作する事にします。
これは、音の発生源を Sound オブジェクトで指定することが出来るので、よりリアルな音場を作る事が出来るからです。
これは、音の発生源を Sound オブジェクトで指定することが出来るので、よりリアルな音場を作る事が出来るからです。
■ 動画ファイル [ .swf ] の作り方 ( パターン1 )
【 使用ソフト 】
- SUPER © : 公式サイト
ページ下部の 「 Start Downloading SUPER © 」 > ページ上部の 「 download and use 」 ページ下部の 「 Download SUPER © setup file 」 から。
解像度の調整と、MotionSWF が取り込める形式への変換に使用。 - MotionSWF : Vector
Flash ファイル ( .swf ) への変換に使用。
【 作成方法 】
- 動画ファイルを SUPER © にて以下の設定で .avi に変換する。
※この設定は lossless 変換なので、ファイルが巨大になります。
容量が厳しい場合は、 DivX をご使用下さい。 - .avi ファイルを適当なフォルダに入れ、フォルダごと MotionSWF にドラッグし、以下の設定で .swf に変換する。
変換中の動画ウインドウが現れ、何事も無く最後まで到達して動画ウインドウが消えれば成功です。
ドラッグしたフォルダの中に、HTML ファイルと SWF ファイル、元の動画ファイルが入っているはずです。
■ 動画ファイル [ .swf ] の作り方 ( パターン2 )
【 使用ソフト 】
- SUPER © : 公式サイト
ページ下部の 「 Start Downloading SUPER © 」 > ページ上部の 「 download and use 」 ページ下部の 「 Download SUPER © setup file 」 から。
解像度の調整と、TMPGエンコーダーが取り込める形式への変換に使用。 - TMPGEnc : 無料版ダウンロード
連番 .jpg ファイルへの変換に使用。 - MotionSWF : Vector
Flash ファイル ( .swf ) への変換に使用。
【 作成方法 】
- 動画ファイルを SUPER © にて以下の設定で .avi に変換する。
※この設定は lossless 変換なので、ファイルが巨大になります。
TMPGエンコーダー で読み込める形式であればOKです。 - .avi ファイルを TMPGエンコーダー にて連番 .jpg ファイルに変換する。
※保存するファイルの拡張子を必ず手で .jpg と入力して下さい。 - 連番 .jpg ファイルを適当なフォルダに入れ、フォルダごと MotionSWF にドラッグし、以下の設定で .swf に変換する。
変換を実行してもソフトは一見無反応です。数十秒から1分位待ってみて、ドラッグしたフォルダを覗いてみてください。HTML ファイルと SWF ファイルが出来ているはずです。
■ 音声ファイル [ .mp2 ] の作り方
【 使用ソフト 】
- SUPER © : 公式サイト
ページ下部の 「 Start Downloading SUPER © 」 > ページ上部の 「 download and use 」 ページ下部の 「 Download SUPER © setup file 」 から。
.mp2 形式への変換に使用。
【 作成方法 】
■ オブジェクトへの適用 ( Material の設定 )
Diffuse に動画テクスチャを設定し、TexType を Auto 2D-Map に変更して下さい。
この辺りの事が解らない方は、カーブミラーの作成 ― 完成編 ― の ■ Material Editor の起動とマテリアルの選択 以降をご参照下さい。
そのものズバリの説明では有りませんが、だいたい雰囲気はつかめるのではないかと思います。
そのものズバリの説明では有りませんが、だいたい雰囲気はつかめるのではないかと思います。
◇ 簡単なトラブルシューティング
■ SUPER ©
- ファイルの出力先を変えたい。
SUPER © ウインドウ内の黒いバー以外の場所を右クリックするとメニューが出てきます。
出てきたメニューの 「 Output File Saving Manegiment 」 を選択すると出力先を設定する事が出来ます。
- エラーが出て変換できない。
まずはエラーダイアログの内容 ( 英語ですが… ) に素直に従ってみて、たらい回しにされたら、他の汎用的なフォーマットに変換してから目的のフォーマットに変換する 「 迂回作戦 」 をお勧めします。
■ TMPGエンコーダー
- 動画ファイルを読み込まない。
これは VFAPI プラグイン の設定の問題かもしれません。
設定 > 環境設定 > VFAPI プラグイン
から、AVI 系プラグインの左側のチェックを上から一つずつ消しながら再実行すると成功するかもしれません。
トラブルシュートの最後に、TMPGエンコーダー設定例画像を掲載してみましたので、ご参照下さい。
■ MotionSWF
- ファイルを読み込んでくれない。
たとえファイルが1つであっても、ファイル単体ではなく、フォルダごとウインドウにドラッグしてください。
■ Sandbox2
- テクスチャが真っ黒 or テクスチャが変更前と変わらない。
変換を繰り返したファイルは拡張子が複数付いていたりします。なるべく拡張子は一つにし、短めの名前に変更してみてください。
また他の原因として、MotionSWF 以外の最近の変換ソフトを使用した場合、同じ .swf ファイルであってもほぼ表示されません。もし他のソフトをお探しになる場合、最新のコーデック云々ではなく、1フレームずつ画像を抜き出して律儀に作業してそうなソフトをお勧めします。
( と言いつつ、これが諸悪の根源かもしれない。謎は深まるばかり… )
■ TMPGエンコーダー設定例画像
あくまでも一例です。必ずこうでなければいけないと言う訳ではありません。
あくまでも一例です。必ずこうでなければいけないと言う訳ではありません。
MotionSWF メモ
- 動画に音声を付ける事は可能だったが、Sandbox2 内では再生されなかった。
- Help によると、( 本稿のパターン1に当たる ) 動画ファイルと音声ファイルを結合させる事が可能というニュアンスの文章が有ったが、結合は確認できなかった。
( 本稿のパターン2に当たる ) 連番 .jpg ファイルと音声ファイルとの結合には成功した。
◇ 最後に
.sfd 形式の動画を扱う事を避ける為に .swf 形式に道を求めたのですが、今回は 「 必ずお読み下さい。 」 の所で記述した様に、明らかに敗北しました。他の形式でも可能かどうか、気が向けば調べてみたいと思います。
※ .sfd 形式は、内部は mpeg1 だという表記を見た事が有りますので、場合によると拡張子の書き換えだけで対応できるかも。
※ .sfd 形式は、内部は mpeg1 だという表記を見た事が有りますので、場合によると拡張子の書き換えだけで対応できるかも。
滑らかな長時間ムービーは無理でも、Flash を Sandbox2 内で操作する事は大変興味があるので、自作オブジェクトへの適用例の作成など、今後考えてみたいと思います。
◇ 関連項目
■ 動画・音声ファイルの作成について
■ 動画ファイルの制御について
■ 動画をオブジェクトに表示させる例について
- モニター ( .sfd 形式のみ )
◇ 参考資料
■ 編集に役立つフリーソフト
あらゆるメディアファイルの相互変換ができる。
動画や連番画像から Flash を作成できる。
.m1v 形式の動画を作成する事ができる。
動画の詳細情報を取得できる。
少し慣れが必要だが、非常に強力なファイル名変換ができる。
■ その他
丁度良い長さのムービーです。
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