part22 >>489

ワルギリア×ベアトリーチェです
ベアトがお人形さん状態なので、ほとんどお師匠様の一人遊び
百合でふたなりでスーパーみさくらタイム


 光を灯さぬ瞳が、ぼんやりと黄金の薔薇園を見つめていた。
 透き通るような白磁の肌。波打つ稲穂の如き金色の髪。均整の取れた美術品のような肢体をデッキチェアに
深く預けているベアトリーチェは、その類稀な美貌と相まって、まるで大きなビスクドールに見える。
 戦人はその向かいに座り、行儀悪くテーブルに肘をつきながら、騎士を象った黒いチェス駒を指先で弄んで
いた。
 両者の間に、会話はない。
 ただ時折戦人が何事かをベアトに語りかけることはあるが、彼女がその声に応えることはない。
 だから黄金の薔薇園には、耳が痛むほどの静寂が長く漂っている……。

「さぁベアト! お風呂にしましょう!!」

 そんな雰囲気をブチ壊しにする声が、突如として上がった。ワルギリアだった。
 戦人はその素っ頓狂な声に思わず突っ伏し、テーブルに頭をぶつける。盛大な音がした。痛かった。
「? おやおや戦人くん、どうしたのですか?」
「ど、どうしたはこっちの台詞だぜ……。何なんだ突然!」
「そのままの意味ですよ。ベアトもだいぶ汗をかいているようですから、お風呂に入れてあげませんとね」
「………………」
 戦人のズッコケにも、ワルギリアの頓狂な発言にも、ただ一人ベアトだけは反応することがない。人形のよ
うに口を閉ざし、虚ろな瞳を虚空に向けるだけである。
 だから、反応のできない主に代わり、芳しい紅茶を淹れていたロノウェが相槌を打った。
「ぷっくっく。ワルギリア様、戦人様もご一緒したいようですよ」
「あら、まあ」
「言ってねえええええええええええ!!」
 戦人にとっては打たなくていい相槌だったようであるが、ともかく。
「戦人くんも手伝ってくださると言うなら有り難いことですよぅ、ええもう。この子ったらいつの間にかいろ
いろ育ってしまって、この老体だと一人では体を洗ってあげるのも大変なんですよ。ほっほっほ」
「い、いやだから……ん、まあ確かに……いろいろ育っちゃいるようだけどよ……いろいろ……」
 いろいろ、性的な意味で。
「戦人様、お顔が赤くなられていらっしゃるようですが、熱でもおありですかな? ぷっくっくっく」
「てめぇロノウェ……わかってて言ってるだろ」
「いえいえ、まさか。私如き浅薄に戦人様の崇高なお考えが理解できるはずはありませんとも。ぷーっくっく」
 思春期真っ盛りである戦人が、「いろいろ育った」の言葉でなにを想像、もとい、妄想したのかは、推して
知るべしというところである。
 もちろんロノウェはそれがわかっているからこそ、こう続けた。

「ちなみに――これは私がお嬢様の洗濯物をお任せいただいているので知っているのですが――お嬢様の現在
のサイズは、G……でございますよ」
「なん……だと……」
 ガッツリ食いつくおっぱいソムリエ。
「俗説ですが、Eの場合で片方1キログラムと申しますな」
「ということは両方で計2キロ……? となりゃ、Gだといったいどれだけになるんだ!? おおおおお落ち
着け右代宮戦人! クールになれ!!」
「ほっほっほっほっほ! それじゃあ少し失礼しますよ。さぁベアト、行きましょうね」
 冗談はこれでおしまい、とばかりにワルギリアがパンッと掌を打つと、ベアトの体は瞬く間に黄金蝶の群れ
へと変わり、虚空に消え去った。続いてワルギリア自身も同じように掻き消える。
 後には男たちが二人、東屋にぽつんと残された。
「………………。G……か……」
 いったい何を想像したのか。戦人は自分の呟きに自分で悶えまくり、意味不明の叫びを上げながら、ガシガ
シと乱暴に頭を掻き毟るのだった。


 黄金の魔女のバスルームは、やはり黄金で出来ていた。黄金のタイルが敷き詰められた床に、黄金の猫足バ
スタブ、黄金の壁には黄金のシャワーヘッドが備え付けられている。
 ベアトはドレスを脱がされた一糸纏わぬ姿で、その素晴らしき肢体をバスマットの上に横たえていた。抜け
るように白い素肌が眩しく、豊かに実った双つの乳房はその大きさに関わらず重力に負けていない。腰のくび
れは今にも折れそうなほど細く、そうでありながら、尻や太股はむっちりと肉づきがいい。ミネルヴァもかく
やと思わせる至上の肉体。生気を宿さぬ虚ろな瞳が、それに無機質めいた妖しげな色香を加えている。
 その傍らで、ワルギリアもまた裸体を晒していた。ベアトほどではないが豊満な胸に、華奢な四肢が目映か
った。銀の髪が絡みつく肌は空恐ろしいほど白く、うっすらと静脈の青が透けて見えるほどである。彼女は自
らを老体と謙遜するが、その美しき肉体からは、とても悠久の年月を窺うことはできない。
 彼女は黄金のボディソープを浴室いっぱいに泡立てながら、黄金のスポンジでベアトの肌を優しく擦り始めた。
「こうしてあなたをお風呂に入れるなんて、何百年ぶりでしょうねぇ」
「………………」
 どれだけ話しかけても、ベアトがそれに応えることはない。そうとわかっていても、それでもワルギリアは
語りかけ続ける。その言葉が、心には届いていないとしても、きっと耳には届いているはずなのだと信じて。
「覚えていますか、ベアト? あの頃のあなたはまだ胸もぺったんこで、足なんか棒のようで、『私もいつか
お師匠様みたいにおっぱいが大きくなりますか』って涙目で……ほっほっほ、可愛らしかったこと」
 思い出す。幼い頃のベアトは、本当にお人形さんのように愛らしかった。ワルギリアは彼女に仕える身では
あったが、カルガモの雛のようにくっついて歩く彼女が自分の娘のように愛しくて仕方なかったのだ。
 そして、その気持ちは今も些かも変わってはいない。

「それにしても本当に大きくなりましたね……このおっぱいなんか、G! Gですって!? けしかりません。
まったくけしかりません……」
 ワルギリアは胸の下を洗ってやるために、あくまで洗ってやるために(大切なので二度言いました)、ベア
トの片方の乳房を持ち上げ、驚嘆した。片方だけでもワルギリアの細い手には余りある巨大サイズで、ずっし
りと重い。
「いったい何を食べてこんなに育ってしまったんですか、まったくもう。こんなに重くては肩が凝ってしまい
ます」
 ブツクサ言いながら、ワルギリアは重量感のあるそれをタプタプむにゅむにゅと揉んでみた。
 ベアトの乳房はしっとりと指に吸いつくような質感で、柔らかでありながら張りがある。大きさがあるので、
揉み応えはかなりのものだ。サイズ、形、乳輪の色など、どこを取っても超一級、プロのおっぱいソムリエを
して「サンドイッチにして食べてみたい」と言わしめる、極上の乳肉である。その柔らかさたるや、舌に乗せ
ればたちどころに溶けてしまうに違いない。

 もみもみ、
 たぷたぷ、
 むにゅむにゅむにゅ……

「……………………ハッ!? わ、私はいったい!?」
 あまりの気持ちよさに、暫くの間無我の境地で愛弟子の乳房を揉みまくっていたワルギリアは、たっぷり
10分間のおイタの後でようやく我に返ったようだった。
「わ、我が弟子ながら恐ろしい子です……この私をここまで夢中にさせるとは、なんと恐ろしいおっぱいで
しょう……!」
 ワルギリアの記憶にあるベアトは、いつもあの頃の少女のままだった。瞳をキラキラさせて、ワルギリアの
足元にチョロチョロとまとわりついていた――
 ――そのベアトがいつの間にか大人の女となっていた事実に、ワルギリアは今ようやく気付いたのである。
 子は知らぬ間に大きくなる。その成長を喜ばしいと思いながら、拭いきれない一抹の寂しさを感じてしまう
のは師匠のエゴであろうか。
「……あなたもいつか、あなただけの男性と巡り会うのでしょうかね」
 例えば、そう……戦人とか。
 想像して、ワルギリアは眉間に深い皺を刻んだ。そのときの感情を端的に言い表すならば、そう、「ムカつ
いた」というところだろうか。
 戦人が鼻の下を伸ばしきったいやらしい顔でベアトに向かってルパンダイブしている光景を夢想し、ワルギ
リアは思わず半泣きでベアトの乳房にむしゃぶりついた。
「ダメぇえええ!! 駄目ですそんなの駄目です!! ベアトは私の可愛いベアトなんですからね! 戦人く
んにはまだまだ渡せませんんんんん~ッ!!」
 悲鳴めいた絶叫と共に、どさくさに紛れて物言わぬ愛弟子の巨乳でぱふぱふしてみたりする。

 素晴らしい肌触り、そして素晴らしい乳圧であった。この極上のおっぱいを戦人一人に独占させるなど、ワ
ルギリアにとっては到底許せない事態である。
「はぁう……ベアト、こんなに立派に育って……。お師匠様は嬉しいし誇らしいですけど、やっぱり寂しいん
ですよぅ~! まだまだ手のかかる私の愛弟子でいて欲しいんです! まだまだ甘えん坊な私のベアトでいて
欲しいんですっ! ああんベアトぅうう、ぺろぺろ」
 すっかり駄目師匠丸出しなワルギリアであるが、生憎ツッコミを入れる人間は不在である。乳房を師匠の唾
液でべっちょんべちょんにされていても、忘我状態のベアトは無反応を貫いていた。
 ――いや。
 無反応ではなかった。1箇所、いや2箇所だけ、顕著な変化を示している部位があった。
「……べ、ベアト、あなた……」
 ワルギリアはそれに気付き、感動の余り声を震わせる。
 ベアトは、師匠に激しく乳房をいじくられたことにより――乳首を勃起させていた。
 無論、単に刺激に対する生理的反応というだけである。別に快感を得たというわけではないだろう。だがし
かし、固く尖った紅い勃起乳首は、ベアトの雪のように白い乳房の中にあって、実際以上に淫蕩に見えた。
「あ……ああ、ベアト……感じているのですね。あなたの肉体はまだ絶えてはいない、あなたの肉体はまだ感
覚を残している……そうなんですね!」
 ワルギリアは震え、ほろほろと涙をこぼした。
 感動のシーン。
 ……かもしれない。
「ベアト……私がもっと気持ちよくしてあげます……だから、だからもっと……感じて……」
 ワルギリアは免罪符を得たとばかりにイキイキした顔で、ベアトの尖りきった乳首にちゅうちゅうと音を立
てて吸いついた。
 舌でねぶり、転がし、時に歯を立てる。
 それだけでは飽きたらず、剥き出しの秘部に指を這わせると、秘裂をなぞるように弄り始めた。
 当然のように、秘部からはとろりとした分泌液が滲み出てくる。
「ああベアト、こっちもこんなに……。気持ちいいんですか? もっとしてあげますからね……」
 言うまでもないことだが、愛液というのは繊細な粘膜部を摩擦から保護するためのものであるので、性的快
感の有無に関わらず触られればそれだけで分泌される。無論同じ女性であるワルギリアにそれがわからないは
ずはなかったが、舞い上がった彼女はすっぽり忘れ去っていた。あるいは無意識的に都合の悪い知識を脳内抹
消したのかもしれない。
 ワルギリアは我慢しきれず、ベアトの片足を抱き締めるように持ち上げると、無防備に開かれた彼女の性器
に自らのそれを押しつけた。
 そのまま、ぐちゅぐちゅと擦り付け始める。ベアトのそこは確かに濡れていたが、ワルギリアの方も洪水に
なりそうなほどしとどに淫水を溢れさせていた。
「ふ、ぁあ……ッ、ベアトぉぉお……! あンン……っ、こんなに濡れて……気持ちいいんですねっ!? 頭
がぐちゃぐちゃになりそうなくらい、気持ちいいんですねぇええッ!?」

 ベアトは何も答えない。ワルギリアはその沈黙を勝手に肯定であると決めつけ、更に激しく陰部同士の摩擦
を繰り返す。

「……っ……ふ、」

 そのとき。
 僅かではあったが、ベアトが身じろぎした。
 ベアトは自我を失った状態にあったが、生体反応が全く無くなったのかといえば、そうではない。それまで
も、僅かに唇を動かしたり、何らかの仕草らしきものを見せたりすることは、幾度かあった。
 だから、たまたまこの瞬間にそれが表れたというだけかもしれない。しかし、ワルギリアは自分との行為に
性感を得ているのだと信じた。
「ベアト……っ、ああ、ベアト……! 切ないのですか? 切ないのですね? ええ、ええ、私はわかってい
ますとも、大丈夫。あなたに辛い思いは決してさせませんから、安心して身を委ねなさい……!」
 ワルギリアはぐりぐりとベアトの陰部に自分のそこを擦り付けながら、精神を集中させた。黄金の蝶がどこ
からともなく群れ集い、――愛液を泡立たせている股間に集まっていく。
「はぁ……っ、ベアト……! 私の可愛いベアト……!!」
 ワルギリアが恍惚とした吐息をついたとき、彼女の股間にはあるはずのないものが――雄々しくそそり立つ
男根が――あった。
 まったく見事なご立派様であった。そのご立派ぶりたるや、戦人やかのんwが見たら泣いて許しを懇願する
に違いないシロモノであった。
 千年を生きる有限の魔女、ワルギリア。彼女の絶大なる魔力をもってすれば、股間にイチモツを生やすくら
い、造作もないことなのである。
 彼女は少しの間、偽の男根を愛弟子の外陰部ににちゅにちゅと摩擦していた。尻の下に水たまりができるく
らい濡れそぼった女性器は、擦り付けているだけでクラクラするほど気持ちいい。けれどそれだけでは耐えき
れず、びくびくと痙攣する先端部を膣口に押し当てた。
「ベアト……あなたの大事なところに、私のモノが触れていますよ……? そんなに切なく震えて……可愛ら
しいこと。今、奪ってあげますからね……?」
 陶然とした口調。熱に浮かされたその声に、普段の知性は欠片も存在しない。
 ワルギリアはひどくゆっくりと、まるで自らを焦らすように緩慢に、ベアトの肉襞を押し開き始める。それ
でもベアトはぴくりとも動かない。
 その無抵抗を勝手に受容であると決めつけ、ワルギリアは腰を進める。脳裏には、もうどのくらい昔なのか
もわからない、しかし今も色褪せない記憶がまざまざと蘇っていた。
 あれは確かベアトが12歳かそこらの頃だったか。腹痛を訴えていた彼女がトイレから出てきた瞬間、その
青水晶のような瞳に大粒の涙を浮かべて泣きついてきたことがあった。
『お師匠様ぁ……! 私のお股から血が出てるの……! 変な病気なのかなぁ? 私、死んじゃうのかなぁ!?』
 ああ、あの頃は良かった。ワルギリアは心底からそう思った。あの頃のベアトは可愛かった。

 いや、今でももちろん可愛い。けれど幼く無知であったあの頃のベアトは、確かに、自分だけのベアトであ
ったのだ。
 そんな内なる欲望に意識を巡らせながら、ワルギリアはその肉棒をとうとう愛弟子の膣内に――完全に埋没
させた。
「……は……ッ、全部……入りましたよ、ベアトぉおお……! さあさ、お感じなさい……快楽のままに……、
共に……色欲の海に溺れましょう……!!」
 あとはもうガッチュンガッチュン腰を振るのみである。
 生ける屍であるベアトはその乱暴なピストンにも抗議の声を上げることはなく、師匠に嬲られるまま、ガク
ガクと体を揺らしている。
「ベアト! 私のベアト! 戦人くんになんか渡しません……ッ、誰にも絶対渡しません!! いつまでも……
私の可愛い………っ、ベア……ト……ぉぉおおおおッ!!」
 当たり前の話だが、ワルギリアは男の性感に慣れていない。だからこれまた当然の如く、限界は存外に早く
訪れた。
 ねっとりと熱を孕む膣襞が性感のカタマリを包み込む快感は凄まじい。ベアトのそれはぎゅうぎゅうと食い
つかんばかりに狭く熱く、そのくせとろとろに蕩けていて、臍の裏側辺りを目掛けて擦ると柔らかいツブツブ
の肉天井が亀頭を刺激した。黄金の魔女のそこは、正に黄金の名器だった。
 背筋をゾクゾクと駆け昇る射精感に、ワルギリアは顎を反らせ、金魚のようにパクパクと口を開閉する。
「ふぁぁ゛ぁ゛ぁあああ あぉ……ッ!! れひゃうっ れひゃうよぉおお゙ぉおお!! 師匠にゃのに弟子のお
まんこ犯してぇぇぇぇ゛射精しひゃいぃましゅぅぅぅぅ!! 弟子にッ! 膣内射精ぃぃいいッ! 中出しぃ
いい!! ぁぁ゛ぁ゛ぁあああ あぉっ、ちんぽしゅごいぃのぉおおぉぉぅ!! ちんぽ気持ち良しゅぎるのぉ
おお!! ベアトの中よしゅぎてこくまろちんぽミルクいっぱい出ひゃいぃましゅぅぅぅ!!」
 平常時であれば死んでも口にしないような台詞を連呼しつつ、ワルギリアは絶頂への階段をマッハ5くらい
の超スピードで駆け上がる。
 意識のない愛弟子を無理やり犯しているのだという罪悪感と背徳感が、快楽を2倍にも3倍にも膨らませて
いたに違いない。
「出うっ! 出しひゃう! ワルギリア射精しましゅぅうう!! ぁあああ あぉっ、ぁあああ あぉっ、ぁあ
ああ あぉっ、弟子の膣内れイっひゃいぃましゅぅぅぅぅ!! はへぇえええ……ッ! ちんぽミルク出ひゃう!!
リーアのえっちミルクれ弟子孕ませひゃいぃましゅぅぅぅ!! ぁあああ あぉッ、ぁあああ あぉ”ッ、み”ゃ
ぁあああ あぉぁあああ あぉぁあああ あぉ~ッ!!」
 ツッコミは不在。
 止める者もない。
 ベアトは空気嫁と化している。
 だから当然ワルギリアが正気に戻ることもなく、そして、遂にクライマックスが訪れた。
「ちんぽ! ミルク! ぁあああ あぉ”ぁあああ あぉ”ぁあああ あぉ”!! せーしっ! せーしりゃにゃい
のぉッ! ふたにゃりちんぽみるくに゛ゃのぉおお~ッ!! らから出してもいいれふよねッ!? 弟子に中
出ししひゃっていいれふよねぇええッ!? ぁあああもぉ我慢れきにゃいお射精しひゃいぃましゅリーア出し
ひゃいましゅぅぅぅ!! イく! イく! イぐぅううううう!!」

 ――脳内に、黄金の薔薇が咲く。
 ワルギリアは、その瞬間、黄金の薔薇園を優雅に羽ばたく黄金の蝶だった。黄金郷はここにあったのだ。
 偽の男根から特濃こくまろみるくを放出している短くない時間の間、彼女は確かに黄金郷を見ていた――


「……おい、いったいどうしたんだよ?」
 戦人が訝しげに問いかけても、ワルギリアが顔を上げることはなかった。
 ワルギリアは顔面を土気色にして、東屋の隅っこで膝を抱えている。声をかけても顔を上げることはなく、
彼女の周りにはどんよりとした空気がまとわりついていた。これが漫画であったら、背景いっぱいにカケアミ
トーンが張られていたに違いない。ベアトと共に風呂から上がって来て以来、1時間近くもこんな状態が続い
ていた。
「……ぅうう……ッ、わた、私は……私は最低です……っ。最低の師匠なんです……ぅうううぅう……ッ」
「な、何があったんだぁ? おいロノウェ、どうしちまったんだよワルギリアはよ?」
「さあ……? 私にはとんと見当がつきませんね。ぷっくっく」
「ぁああああ……私は……私はぁああ……うぅぅうううッ……!!」
 ワルギリアが何も語らぬ限り、真相を知るのはベアト一人。
 しかし黄金の眠り姫はいばらの城で深い眠りについていて、真実を語ることはないのだった。


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