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part22 >>391

※陵辱です。輪姦です。猟奇です。ひぎぃです。
 残酷表現っていうかぶっちゃけグロなので注意。
※あと、前提にバトベア。戦人がきんぞー☆化。


「……く、くぉ……の、……古戸ヱリカが……ぁぁぁあああああああ……ッ」
 古戸ヱリカは愛らしい顔を苦悶に歪ませ、ギリギリと激しく歯軋りをしながらガクリと膝から崩れ落ちた。
 床の大理石は硬く冷たく、ヱリカを優しく受け止めてくれることはない。その冷たさが殊更にヱリカを苛み、未だ現実を拒み続ける彼女に、耐え難いほどの苦痛を与えている。
 その苦痛の名を、敗北といった。
 膝をついた惨めな格好で長い髪を振り乱すヱリカの対面では、長身の男が彼女の無様を見下ろしている。
 若い男だ。燃えるような赤い髪に、片翼の鷲が刻まれた白いスーツを纏っている。黄金の太刀を杖のように携えたその威容は、若くして王者の貫禄を見せていた。
 右代宮、戦人。ヱリカの対戦相手であり、そして……彼女に二度も敗北の味を教え込んだ男だった。本来であれば情深い温かさを灯すその瞳は、今は虫の死骸でも見るような、冷酷な色に染まっている。
 崩れ落ちたまま歯軋りを響かせるしかないヱリカを勝者の酷薄さで見下ろしながら、戦人は厳かに唇を開いた。
「……以上をもって、今ゲームにおける探偵・古戸ヱリカの推理を全面否定、容疑者への告発を棄却するものとする」
「く……っ、ぅおお……おおおおお……っ」
 ヱリカは歯茎から血が滲むほどに食いしばり、青き真実にて反論しようとした。
 しかし既に彼女の体には何本もの赤き杭、青き槍、黄金の剣戟が刻み込まれており、もはや立ち上がることさえできない。
 彼女の推理はことごとくロノウェの魔法障壁によって阻まれ、間合いを取ろうと牽制すればガァプのワープポータルで攪乱され、ワルギリアの神槍で一切の容赦もなく貫かれた。煉獄の七姉妹どもは耳障りな笑い声を上げながら赤き杭となって手足を狙い、頼りのドラノールは既にリザインを唱えている。
 正に絶体絶命。四面楚歌の満身創痍。山より高いプライドだけが最後の悪足掻きを試みるが、肉体は既に屈 服を悟っている。
「……ぷっ。あーはははは! ヱリカぁ、何よその顔ザマぁないわねッ!!」
 傍聴席で高みの見物を決め込んでいたラムダデルタから、甲高い嘲笑が飛び出した。
「探偵とか気取っちゃって、手も足も出ないじゃない情けない! ねぇ、どんな気持ち? せっかくベルンに再戦のチャンスを貰えたってのに、そんな醜態晒すしかないのってどんな気持ちぃ!? きゃははははッ!!」
 ラムダデルタの嘲笑と侮蔑の視線が、ヱリカにとっては体に刺さった杭や槍よりも遙かに痛い。
 そして――その傍ら。足をバタつかせて賑やかに笑うラムダデルタの隣で、ベルンカステルは睫一本動かさず、冷えきった瞳をヱリカに向けていた。
「あ、あああ……主……我が主……っ」
 縋るように向けられたヱリカの声にも、ベルンカステルは表情を変えない。
 しかしその静寂こそが、何よりも雄弁に彼女の怒りを語っていた。
 だから、ヱリカは恐れる。ベルンカステルの唇から間もなく吐き出されるであろう、世にも残酷な言葉を恐れる。
 やがて空気を奮わせるように小さな、それでいて地獄の底から響くような低い音が、漏れた。
「――……屑が」
「ぃ……、ひぃいィイッ!」
 ヱリカは、生まれて初めて、敗者の声を出した。
 ライオンを前にした子鹿、あるいは蜘蛛の巣に捕らわれた羽虫、魔女に弄ばれる力無きニンゲン。絶対的な存在に為す術もなく喰われるだけの、弱者であり敗者であり玩具の悲鳴だった。
「無知無能無教養のゴミカスが……! 蒼き髪の面汚しが! あああもうお前なんか要らないお前なんか知らないお前にチャンスを与えた私が馬鹿だったッ!! 愚鈍で間抜けの薄野呂女ッ! お望み通りに忘却の海に捨ててやるわ……!!」
「ひぃぃいいいいッ!! お許し下さい我が主! もう一度チャンスを下さい我が主ッ!! 今度こそ、今度こそ主のご期待に応え、戦人の幻想を剥がしてみせますからぁ!!」
「チャンス? もうあげたわ、既に一度チャンスはやった! それでお前はどうしたの? 世界中の誰もが求めるこの奇跡の魔女ベルンカステルの奇跡を得て、お前はどうした? ええ知っているわ、そこにそうやって 情けなくひざまづいているお前を見ればすぐにわかるッ!!
……でもねヱリカ、そんな期待外れ思惑外れ出来損ないのお前にも、私の役に立つことはできるの」
 口汚く罵っていた口調を急に気味の悪い猫撫で声に変えたかと思うと、ベルンカステルは指揮者のように手を振った。
「……敗者の掟は知っているわね?」
「ま、まさか……我が主……あああああッ!!」
「お前に許された最後の奉公よ。……せいぜい賑やかに断末魔を上げて、私の退屈を紛らわせなさい……くすくすくす!!」
「お許し下さい我が主ッ! ご慈悲を……ご慈悲をををおおおおおおおおお!!!」
 ヱリカのみっともない悲痛な叫びを、ブォンと風を斬る剣戟の音が掻き消した。戦人が、その黄金の太刀で真一文字に空間を斬り裂いた音だった。
 その、空間の裂け目から……ギラギラ、ギラギラと……無数の紅い光が覗いている。
 ヱリカはもはや言葉もなく、ヒッと掠れたように息を吸い込んで、とうとう尻餅をついた。
 凶星、あるいは赤い蛍のようなそれらは、欲望と暴虐そのものだ。裂け目の向こうから伸ばされる何本もの
太い腕が、みしみし、ぎゅぱあああ、と空間を力ずくでこじ開けてくる。
 ヱリカは、それが何であるのかを知っていた。それが、ゲームの敗者を地獄に送り込むための山羊頭の悪魔
どもであることを知っていた。
「い、い、いやあああああ!! やめてぇ! 許して! まだ死にたくないぃぃいいいい!!」
 迫り来る圧倒的な恐怖に耐えかね、ヱリカは涙と鼻水で顔面をぐしゃぐしゃに汚しながら絹を裂くような悲鳴を上げた。
 少女の、その哀れな命乞いにも、彼女の望むような反応を返す者は誰一人としていない。
「……駄目だな。全然駄目だ」
 怯えるヱリカを目の前に、戦人は呆れたように肩を竦めてみせた。
「前回のゲーム。同じように山羊どもの中に投げ込まれたベアトを見て、――お前はどうした?」
「……ひ……っ、そ、れは……」
「忘れたってんなら、俺が思い出させてやるよ。ベアトはな、山羊どもの群を前にしても、命乞いなんざしなかった。ゲームに臨む者として、掟に殉ずる覚悟があった。そのベアトを……てめぇは笑い者にしやがったんだよ!」
「ごッ、ごめんなさい! ごめんなさいいい!! 謝りますからッ、だから――」
「駄目だな。全然駄目だぜ。てめぇは何もわかっちゃねえ。覚悟もなくベアトのゲームを弄んだ……それこそが最も彼女を冒涜している!!」
「ごめんなさいごめんなさいごめんなさいいいいやああああああッ!!!」
 押し寄せる山羊頭の群れが、とうとう彼女を飲み込んだ。小柄なヱリカは抗う術もなく、その暴虐の波に沈むしかない。
 腕を引っこ抜けそうなほどの力で引っ張られ、手入れの行き届いた長い髪を鷲掴みにされ、纏ったドレスを無惨に引き裂かれる彼女の耳に、戦人の冷酷な声が届く。
「俺は無限の魔術師だが、そこまで残酷なわけでもねぇ。お前がボロ雑巾みてぇに殺されても、生き返らせないでおいてやるよ。死ぬほど辛ぇだろうが、いっぺんこっきりの死だ。……俺が味わっている、ベアトを喪った痛みに比べりゃ、チンケなもんだぜ」

 山羊どもの剛力は、華奢なヱリカに振るわれても手加減などまるでなかった。
 本能のみに従って伸ばされる何本もの腕が、ヱリカのか細い両腕両足をちぎれんばかりに捻り上げ、可憐なドレスもその下のペチコートも薔薇のタイツまでビリビリに引き裂いてただの布きれに変えてしまう。
 衣服はニンゲンの尊厳そのものだ。知性あるものの象徴として、万物の中でニンゲンのみが着衣を許されている。
 だからそれを剥ぎ取られたヱリカはもはやニンゲンではなく、ただ蹂躙されるためだけの肉塊に過ぎなかった。
「がッ!? いだ……いだいひぃぃいいいイイイ!!」
 晒け出された清楚な割れ目に無理やり太い剛直を捻じ込まれ、ヱリカは白目を向いて絶叫した。
 ヱリカは処女だ。濡れてすらいない未開発のそこに、愛撫もなく肉の槍が突き刺さる苦痛は、筆舌に尽くし難い。
 まして、山羊頭の男根は人間のそれより遙かに太く長いのである。明らかにサイズの合わないそれで膣口をこじ開けられる激痛は、文字通り体を裂くようなものだった。
「ぎぃぃいいいいッ!! 無理ィ!! 無理でずがらあああアアア!!!」
 ヱリカは暴れ、その苦痛からどうにか逃れようとした。しかし四肢をこうもがっちりと怪力で締め上げられては、非力なヱリカに為す術はない。せいぜい首をブンブン振り回しながら悲鳴を轟かせるのが関の山だ。
 逃れることの叶わない拘束の中で、ヱリカは己が肉体がミリミリブチブチと裂ける音を聞いた。
 言葉にできないほどの激痛が両足の付け根から全身を駆け巡る。
 ミリミリというのはきっとあの醜いモノが肉を力ずくで削り取っていく音。
 ブチブチというのはきっと誰にも許したことのない自分のそこがちぎれて破れて裂ける音!
「いぎぃいいイイイッ!! ひぎゃッ、……ぉ……ッ!!!」
 ナニカをブチ抜く衝撃が脳天を貫き、ゴンッ、という鈍い音が腹の奥を響かせた。
「……が……ッ、ぁお……っ、……ぁああああ……」
 それが何を意味するのか、分からないヱリカではない。
 否。知りたくなくても知ってしまう。
 下半身全てを圧迫するこの強烈な異物感、膣口から手を突っ込んで内蔵を直接殴られたようなこの衝撃は、
……要するに……山羊頭の肉槍がヱリカの子宮口へ到達したことを意味していた。
「あ、あああ、あああああああ……っ!!!」
 ヱリカは絶望の涙をこぼす。
 彼女は自らの頭脳を誇るあまり、全ての男たちを見下していた。周囲の男どもは皆、自分の足下にも及ばない下等生物ばかり。もし自分が体を許すような男が現れたなら――それはきっと、世にも素晴らしい知性と気品の持ち主に違いない。
 それが……ああ、それが……こんな、知性のカケラもない、人間ですらないケダモノに……
 この私が!
 古戸ヱリカが!!
「いやああああああああああ!!! ぐひィイッ!?」
 絶望の叫びを上げるヱリカに構わず、彼女の純潔を奪った山羊頭は乱暴に抽送を開始した。
 ヱリカの肉体を気遣う素振りなどまったく見えない、ただただ己が快楽を貪るための動きだった。
 つい先ほどまで生娘であったヱリカがその暴力的な抽送に順応できるはずもなく、再び髪を振り乱しながら白目を剥く羽目になる。
 裂けて無惨に腫れ上がった陰部は肉棒を抜き差しされる度に真っ赤な鮮血を噴き出させ、幾度も繰り返し突き上げられる毎にほっそりとした下腹がボコンボコンと奇妙に蠢いた。
「いだい、いだいいいイイイ!! やめでぇ!! だずげでぇえええ!! もう嫌ああああああ!!!んもぁッ!!?」
 悲鳴を上げるために大きく開かれたヱリカの唇に、ガチガチに勃起しきった肉棒が突っ込まれた。
 太い肉の塊は歯が当たるのも全く構うことなく、ヱリカの狭い口中を好き勝手に味わう。
「ぐぶぉおおッ!! んもぉおお!! んむーッ!!!」
 口いっぱいに頬張った肉棒のせいで、ヱリカは絶叫を上げる権利さえ奪われた。
 そんな彼女の腰をまた新たな腕が掴み、その中心に、灼熱をあてがう。
「んんんんんんッ!? んもおおお!! んんんッ!!!」
 次に何をされるのかを察し、ヱリカは抗議の声を出した。
 ……正確には、出したつもりだった。
 声は出せない。制止することはできない。もっとも声を出せたとて、抑止に繋がったとは思えないが。
 ミリ、ミシ、ミリィィイイ……ッ
「――ッ!!! んんんんんんんんんーッ!!!」
 楚々とした佇まいを見せていた薄茶色の窄まりを、――剛直が貫く。本来であれば、そういう用途に使われるべきではない穴に、無理矢理。
 肛門を陵辱される、というあまりにも残酷な現実に耐えきれず、ヱリカの意識がブツンと途絶えた。黒い黒い底なしの穴に落ちていく。
 ……しかし、悪魔の宴は真の意味で残酷だった。
「ん……ぅ、んんんんんッ!!?」
 尻穴を犯す剛直が暴力的なピストン運動を開始したことで、吹き飛んでいたヱリカの意識は力ずくで引き戻された。
 山羊頭は微塵も労りの感じられない乱暴さで腰を振り、その度にヱリカの尻たぶとぶつかって、パンッ、パンッ、と乾いた音を立てる。
「んんんッ!! んもぉあああ!! ぐべぇえッ、ガハッ、ぐむぅぅうんんんんん!!!」
「きゃーははは! 牛みたいな声上げちゃってるわよヱリカ! みっともなぁい! あっははははは!!」
「惨めね。お似合いだわ。……くすくすくすくすくす!!」
 膣。口。肛門。
 全てを汚され、激痛と苦悶と絶望の中で気を失う自由さえ奪われたヱリカに、魔女どもの黄色い哄笑が降り注ぐ。
 ――もう、死にたい。
 こんな目に遭うくらいなら、死んだ方がマシだ。
 全てを投げ出しかけたヱリカは、そこで、山羊どもの奇妙な変化に気付いた。あるいは気付かなかった方が幸せであったかもしれないが、とにかく。
「ん、んんんっ、んんんんんッ! ……ッ!?」
 体中をやたらめったらに蹂躙していた三本の肉棒が、それぞれ大きく膨らんだ気配がした。
 ――最悪の予感がヱリカを襲う。
 そして彼女の灰色の脳細胞は無惨なほどに正確で精密で精巧で――数秒後の惨劇をピタリと見事に当ててしまうのだった。
 どぷっ
 ……という、間抜けな感触がした。
 膣から、喉から、直腸から。
「ぐ……、ぐぼええええぇぇぇッ!! ガハッ! げぇぇえええ!!!」
 喉の奥で弾けた灼熱に、ヱリカは思わず嘔吐した。
 しかしその吐瀉物まで巻き込んで、熱い白濁の噴水がヱリカの喉奥へ流し込まれる。
 それは子宮の中にも、直腸の中にも。体の奥で爆発し、彼女の小さな腹では収まりきらず、腫れ上がった膣
口から肛門から溢れ出ながらなおも注ぎ込まれ続ける。
「げあああッ、ひやらぁあ……っ、ひやぁあ! 出しゃないでぇ! ヱリカの中に出しゃにゃいれえええ!!!」
 ――射精。
 醜い、知恵のカケラもない、人間以下のケダモノどもに膣内射精され、ヱリカは幼子のように鼻水と涎を撒き散らしながら号泣した。
 女としての尊厳も人間としての誇りも全て踏みにじられ、助けを求めて伸ばされた手を取ってくれる者は誰もいない。
(は、早く終わって……! もう死なせてぇえええ!)
 心の中で絶叫するヱリカは、しかし、やはり何も分かってはいなかった。
「……ッ? や、なに……何を……?」
 溢れた白濁をゴボゴボとこぼす開ききった膣口に、新たな熱の塊が押しつけられた。
 それだけであれば、ヱリカがこれほど困惑することはなかったかもしれない。
 ヱリカが分からないのは、何故、一つの穴に押しつけられた肉棒が一本ではなく、何本も何本も何本も……
まるで奪い合うかのようにたくさんであること。
「ま……さか……、嫌、まさか、まさかぁ……っ」
 ヱリカは最大級の恐怖に息を呑んだ。
 自慢だった灰色の脳細胞が残酷な未来を描き出す。
 数本の太い肉棒が、我先にとヱリカの小さな小さな膣口に集まる。
「嘘……嫌……ッ、無理ですぅ!! 無理ぃい!! 無理だって言ってるでしょおおおおお!!!」
 そして太く固く醜い肉の槍たちは、僅かの隙間を埋めるように、ヱリカの膣内へ――突き立てられる。
「あがァッ!!! がッ!! ぎいやあああああああ!!!」
 淑女らしからぬ獣めいた悲鳴を上げ、ヱリカは弓なりに仰け反った。
 ただでさえ狭い膣口に二本の肉槍が捻じ込まれ、ブチッ、ブツンッ、と音を立てて肉が裂ける。
 更に肛門にも同じように――
「ぐえあああッ!! あがぁああア!!! ひぎぃイイイ!!! だずげ……誰かぁ……だれがだずげでええ
え!! じんぢゃう……死んぢゃうよおおおあああああ!!!」
 先ほどまで、ヱリカはむしろ死を望んでいたはずだった。
 しかしその死がいざ目の前に来れば、実際恐ろしくて恐ろしくて仕方がない。
 ヱリカには他者からの暴力による死を受け入れる覚悟がなかったし、また、自ら舌を噛み切ってでも命を絶つという勇気もなかった。
 それが、彼女に更なる惨劇を招くことになる。
「ぐ……ぶぎッ! ……ッ……!!!」
 二本の肉棒を納めた膣口に、また別の肉棒がぐりぐりと侵入を試みた。
 ヱリカのそこはもはや性器としての形を成してはおらず、破壊されきった肉の穴と化している。
 流れる液体は断じて愛液などではない。赤黒い血と肉片、そこに無理やりこじ開けられた穴。野獣どもの性
欲を満たすだけのオナホール。……それが、今の古戸ヱリカの全てだった。
 ドンッ!
 ゴギッ!
 グシャア!!
 ヱリカは激しすぎる苦痛と衝撃にもはや声を出すことさえも叶わず、山羊頭どもの剛力で、自らの子宮が押
し潰され破壊されたことを知る。
 肛門を貫く剛直は好き勝手な動きで直腸を捻り上げ、やがてそれはブチブチとちぎれて、胃袋を突き破った。
 喉に突き立てられたものは声帯を破壊し、彼女から華麗な推理を披露するための声を完全に奪い去る。
 ゆえにそれはもう探偵ではなく、女でもなく、人間ですらない。
 かつて古戸ヱリカと呼ばれた肉塊は、事切れる寸前のおぼろげな意識の中で、その声を聞いた。
「おいおい山羊ども。犯すも喰らうもてめぇらの勝手だが、『膝から下だけは残しておけよ』?」
 愛を喪い愛に狂った無限の魔術師が、かつては右代宮戦人と呼ばれた狂気の男が、その狂態を示すように嘲笑う。
 ――そう、彼は既に狂っている。
 かつて彼の愛した女が名乗っていた無限と黄金の二つ名を継承し、ニンゲンであることを捨てた青年は、今回の「ゲーム」で肉親を含む十二人もの人命を世にも残酷な方法で奪ってみせた。最愛の女が遺した「遊戯」のために、彼は実の父親ですら「駒」として殺害してみせた。
 その狂気が、暴風となって吹き荒れる。

「第一の晩に鍵の選びし六人を捧げよ。第二の晩に寄り添う二人を引き裂け。第四の晩から頭、胸、腹、膝 ……そして最後、足を抉り殺して生け贄は十三人だ。第九の晩に魔女は蘇り、誰も生き残れはしない……。
 いっひっひ、ヱリカぁ、まだ聞こえてるかぁア? こっちのお前は山羊の餌、ゲーム盤のお前は魔女復活の最後の生け贄にしてやるぜぇ。嬉しいだろォ? 嬉しいって言えよォ! 創造主にすら見捨てられたゴミクズのてめぇも、生け贄としてなら役に立てるんだぜぇえ!?
 あああベアト……! ベアトリーチェ!! もう一度だけお前の笑みを見せてくれ! もう一度だけお前に謝らせてくれ!! あれで俺から逃れたつもりかよ……逃がさねぇぜ、お前は俺のものだ!! 未来永劫俺だけのものだ!! 何度でも蘇らせて必ずお前を手に入れる! 無限の時間、無限の女どもの中で、お前一人を無限に愛し続けてやる! そのためなら俺は何だって犠牲にしてやるぜ……!
 さあさ、十三人目の生け贄をここに捧げる。今こそ蘇れ、黄金の魔女! ベアトリーチェええええええ!!!」

 無限の魔術師の叫びが轟く。
 それに従うかのように、何か小さなものが、カキコキカキンとけたたましく跳ね回る音が聞こえた。それは、ヱリカの霞む視界には、長い黒髪を靡かせた少女のように見えた。
「ニンゲン風情が魔女の闇を汚した傲慢……煉獄の七姉妹が長女、このルシファーが裁いてやるわ……!ベアトリーチェ様復活の礎となる誉れ、喜ぶがいい!!」
 ヱリカにはもう、それを避ける術などない。また、避ける理由もない。
 おそらく現実世界の六軒島では、十三人目の犠牲者として足に傲慢の杭を刺された自分の死体が見つかることだろう。そして第九の晩に魔女は蘇り、誰も生き残れはしないのだ。
 ヱリカの肉にしゃぶりつく山羊どもは、やがて、突っ込む穴がないのなら作ればいいのだということに、ようやく気が付いたようだった。競うようにヱリカの腹に爪を立て、ビリビリ、ブチィ、と皮を破り肉を裂き、あたたかいハラワタの中へとめいめいにイチモツを埋め始めた。
 ルシファーが彼女を貫くのが先だったか。それとも山羊が彼女を喰い尽くすのが先だったか。
 ヱリカの意識は、誰にも破られることのない永遠の眠りの中へと、深く深く落ちていった。

 うみねこのなく頃に、生き残れた者はなし。


  • 普通に興奮したwww -- (名無しさん) 2010-02-11 15:50:07
  • 感動しますたwww -- (名無しさん) 2010-09-09 23:23:02
  • やばい、グロは嫌いなのに感動してしまった -- (名無しさん) 2011-02-12 21:52:24
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