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時計を見た。0時ちょっと。
ベッドで何度も寝返りを打つが、眠気はちっともやって来やしないから。
「お嬢。どうしました」
ドア越しに声を掛けると、すぐに天草はベッドサイドまで寄ってきた。
「眠れない」
「まあ、色々ありましたからね……って、お嬢?」
少女の細い腕が、伸ばされる。ベッドが軋み、シーツには二人分の膨らみが生まれた。
「何よ」
じっとりと少女――右代宮縁寿が睨んでくる。
「や、何でもないですけど」
「何よ……嫌なの?」
ほんの少し、顰めた眉。強気なのは、虚勢に過ぎない。
そんな年相応の少女らしさに、天草は気付かないフリをする。
「いえいえいえ、そんなそんな」
「なら、いいでしょ」
少女の身体が、男の腕に投げ出される。
香るのは、部屋に備え付けのシャンプーの匂い。
「匂い、お揃いですね」
「え?ああ。そうね」
髪を梳いてやると、彼女はくすぐったそうに身を捩じらせた。
「やだ、やめてよ」
「相変わらず敏感だなーぁ、っと」
掬い上げた一束に、啄むように口付ける。
「ちょっと。馬鹿なことしないで」
「ですけど俺は大馬鹿者ですんでー」
飄々とした天草の態度に、縁寿は仕方なさげに笑う。
「そうね。私も、馬鹿だしね」
「ひゃはは、またお揃いだぁ」
その言葉に縁寿は、何かを思いついたようだった。
男の腕から抜け出して、膝立ちになった。
「お嬢?」
無言で天草の肩に手を掛けて、伸び上がると、額の辺りにキスを落とした。
「これで、もう一個。お揃い、ね?」
照れて赤らんだ顔に、浮かぶ笑顔が愛おしくて。
火照った頬に手を伸ばして、その唇に触れた。
「ん……あっ」
初めは、柔らかに。次第に、熱を込めて。
彼女の冷えた心に、一時の温もりが宿るように。
「ふ……はぁっ」
唇を離すと、そのまま天草は縁寿を押し倒した。
「自分で脱ぐわよ」
縁寿のパジャマに手を伸ばす天草を、少女は訝しがる。
「俺、半脱ぎのが燃えるんですよね」
「ハァ?あんたの都合なんて知らないわよ。汚れたら困るし」
「ちゃんと責任持ってキレーにしますから。ご心配なく~」
「そういう問題じゃないでしょ。って、無視してんじゃないわよ!」
が、やっぱり縁寿の発言はスルーされた。
ボタンを外しながらも完全には剥ぎ取られず、肩に引っかかった状態。
縁寿にしてみれば、なんともみっともない。
「……脱ぐ!」
「まーまー」
肩にかけた手は、一瞬のうちに目前の男に囚われる。
喚きたてれば、唇を塞がれた。舌を絡め取られ、息もできなくなる。
「もぉ……天草の、キス魔っ」
「だってちゅーが好きなんですよォ。ちゅー」
ふざけながら胸に吸い付く男の頭を、縁寿は力なく殴りつける。
「ふあっ、あ、ばかぁっ。も、やめなさい、よ……っ」
形ばかりの抵抗に、意味はなく。
柔らかな膨らみを、天草は縦横無尽に楽しんでいた。
「っや……す、っちゃ……んんっ、やぁ……」
「じゃー、揉み揉みしましょうかねぇー」
「きゃっ、や、馬鹿っ……ばかぁあっ!!」
そうやって二人は、しばらくじゃれ合い続けていた。
縁寿はただ、翻弄されるのみだったけれど。

そして、次の段階へ。

「まさか……こっちも半脱ぎがいいとか言わないわよね……?」
「いやぁ。それはクライアントとの相談しだいですかねぇ」
下着の上から、指を這わせる。今の縁寿には、耐えられない。
「ひゃんっ。も……は、早く、脱がせなさい、よぉ……」
「了解」
湿った下着を落とせば、そこは既に女の蜜を湛えた壷と化していた。
「おー、絶景かな絶景かな」
その濡れた肉に、男の指が沈んでいく。
「あっ、ひ、んぅっ……」
「いっぽんめー。お嬢、どうですか?」
「え、ど、どう、って……んくぅっ」
「気持ちいいですか?」
あからさまに赤くなる縁寿。
「聞かなく、っふ、た、って。分かってる、くせにぃっ」
「それが男心ってヤツっすよ」
「っはぁ……ん、こっち、きて……」
請われるまま、顔を寄せた。
僅かな言葉と、キスが彼に送られた。
「はは、不意討ちですねぇ……」
「これくらい、全然っ、ん、足んないわよ」
はあ、と甘い吐息を漏らす少女に、男の生理現象も盛り上がっていた。
「そろそろ行っちまっていいですかね?」
「一々聞かないでよ……」
素直じゃない少女に、天草は少しだけ笑った。
そして、男は少女に覆いかぶさった。
先程まで散々弄んだそこに、今度は自身の肉棒を這わせ、沈める。
「あ、ひくっ……ん、っは……」
彼女の肉を支配する。
「……動いて、いいわよ……」
「ほんじゃ、遠慮なく。行きますよー、お嬢」
ずん、と身体の中央が震えた。
「うぁ、あ。んぅうっ」
熱が、押し寄せてくる。
「んくっ、っは……あま、あ、天草っ、あっ」
名前を呼んで、手を伸ばす。
「っは……。大丈夫、優しくしますから。ね」
伸ばされた手を取って、首に巻きつける。
「ぐ、ああんっ。んん……ひあ、ひゃうっ」
必死になってしがみつく少女が、可愛らしかった。
「お嬢、どう、ですか?」
「あぅっ、ひ、……きもち、いい……ぅあ……」
今度は素直な返事が返ってきた。甘く啼く声が、男の劣情を更に煽る。
唇を寄せれば、それもひどく甘く、彼を酔わせた。
「ちゅうっ……んぅ、ううん……」
「あくっ、ひ、くああっ」
腰の動きを早めると、それに合わせて少女の嬌声もより高く部屋に響いた。
それに溺れて、何もかも忘れていたかった。
「んっ、っぐ……ああ、も、天草、わた、しっ」
限界が近いのか、少女は涙を滲ませながら訴えかける。
「大丈夫。ちゃんと一緒ですから」
涙を舌で掬い取りながら、〆に取り掛かる。
縁寿は細い腕をしっかりと彼の首に回した。
「ひ、あぐ、ぅあああっ……!!」
熱く滾った波に、遂に縁寿は攫われてしまうのだった。



我に返ると、天草は隣には居なかった。
「天草……?」
ベッドを抜け出し、彼を見つけたのは窓際。
「ああ、お嬢。はよーっす」
「まだ夜じゃない」
天草の手には、吸い終わって火の消えた煙草があった。
「こっちで吸えばいいのに」
抱きつきながら呟く。
「煙草、嫌いじゃないし」
「ダーメですよ、お嬢。女の子に煙草なんて、毒ですって」
吸殻を灰皿へ落とし、天草も彼女を抱きしめた。
その腕に、手のひらを重ねた。暖かかった。
「もっかい、ねるわ、ね……」
「はい。お休みなさい、お嬢」
おやすみ、と返せたかどうか。意識はもう、夢の中。

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  • さいこーー天草と縁寿最古ー -- (ww) 2009-11-05 20:32:35
  • えんじぇ可愛いよえんじぇ -- (名無しさん) 2009-11-13 20:49:22
  • 天縁のエロはほのぼのでもいけるなー -- (名無しさん) 2009-11-17 14:04:49
  • やばいぃぃ!!天草やっぱ大好き!こーゆー彼氏ほしい!!! -- (天草らぶwww) 2010-03-16 22:46:58
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