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 ふんふんふーん。ぱんぱんぱーん。鼻歌と乾いた音が、放課後の生徒会室に響く。
防音対策はしっかりしているようで、それらが外に漏れることはなかった。そして、ふたつの音の間に、弱々しい声が混ざりこんでいた。
「んッ!ぅ、やぁ……も、やめて……いた、っ」
 ぱしん。またひとつ、音が鳴る。涙ながらに許しを請う少女は、彼女の尻を無遠慮に叩く青年を見上げる。
彼はゆったりとソファに腰を下ろし、膝の上に少女の腹を乗せて。もうかれこれ一時間ほど折檻を続けていた。
「駄目ですよ、朱志香。私の可愛い妹が、こんな点数を取ってきたとは。お仕置きが必要なことくらい、分かるでしょう」
 彼の視線がソファの前にあるテーブルに向く。繊細なレースのテーブルクロスの上に、乗っているのは一枚の紙切れ。
先日の期末考査にて、右代宮朱志香が解答した答案用紙だった。点数は……百を満点とするなら、どう考えても喜ばしくない程度。
故に、負い目を感じている彼女は、おずおずと口にする。
「それは、……悪かったよ。でも、きゃぅ!」
 腫れた尻を気にしながら、弁明を試みた。けれども、それは彼の指先ひとつで封じられてしまう。

「いけませんね。お尻を叩かれて、こんなに興奮する子は。世界中の何処を探したとしても、……あなたひとりだけですよ……?」
 一言ずつ区切りながら、尻を離れた彼の手は、少女の内股へ伸びていた。スカートをくぐり、下着の上へ。
既に湿ったそこを弄ばれ、朱志香が甲高い悲鳴を上げた。

「こ、興奮なんかっ、してない……!」
 声高に叫んだところで、所詮砂上の楼閣のようなもの。ひちゃひちゃと、粘った水音が耳にこびり付いて離れないのだから。
朱志香はそれを追い出そうと、頭を振った。
「んやあ!」
 だが、そんなか細い抵抗など無意味で。強く嬲られ、簡単に身体は疼いた。
「あぅ……だめ、だよぉ……にいさぁん……」
 思わず、そう呼んでしまう。何時もはからかいと、ほんの僅かな羨望を込めて『次期当主』と呼んでいるのに。
今、彼女が理御を兄と呼ぶのは、皮肉なことに。この許されざる時間に限られている。
兄と妹であるにも関わらず、ふたりは幾度も身体を重ねてきた。無論、最初は強要されて。
性的なことに疎かった朱志香は、初めそれがどういった意味を持つ行為なのか理解できず、ただ痛みに怯えていた。
だから、何時ものちょっと口喧しいけれど、優しい兄に戻って欲しくて、そう彼を呼び続けていた。
「ぁ、ひ。うく、……ッ」
 けれど、今ではもう。兄に犯されている自覚に、更なる興奮を覚えてしまっている。だから、そう口にしてしまうのだ。
それを彼女の理性は恥じている。でも、本能が打ち勝ってしまっていた。

 理御は妹を見つめ、柔らかく微笑んだ。けれど、口にするのは刃ばかりだ。
「物欲しげな顔で言われても。説得力ありませんよ?」
「ちが、ひぁ。あっ」
 下着越しに、少しだけ指を埋める。沁み出した液体を指に絡め取り、舐めた。
妹の甘ったるい味に、兄は満足気に目を細める。視界の端に、真っ赤に顔を染めた少女を留めながら、予定を滞りなく消化していく。

「今日はこれを使いましょう」
 彼がポケットから取り出したのは、白くて小さな。朱志香は、先程より更にうろたえながら眼を瞠る。
「な、何、これ……」
「あなたのものでしょう?何知らんふりしてるんですか」
 その通り。昨晩使用後、巾着袋に入れて、更に数重に渡って仕舞い込んだ品。自室から出したことはない。
自分以外の人物に晒したこともない。だというのに、自身ではない彼がそれを持ち、ここでそれを見せ付けてくる。
その事実に、見っとも無く少女は困惑し、狼狽した。
「ちが、あ、私は」
「言い訳は嫌いです。ほら、立って」
 ふらふらと、少女が言われるままに立ち上がると、まだまだ兄の追い討ちが続く。
「ああ、服は脱いで畳んでおきなさい。皺になると母さんに怒られますよ」
 視線が突き刺さるのを感じながら、それでも、いや、尚のこと身体が火照っていくのを感じていた。
震える指先で制服を脱ぐ。リボンを取り、ブラウスのボタンを外し、スカートを下ろして。
下着姿になっても、理御は何も言わない。言う必要がないからだ。今更、言うまでもない。
朱志香は、極力兄の視線から逃れながら、ブラジャーのホックを外した。ぷるん、とふたつのふくらみが開放される。
それから、下へ。濡れて張り付いた下着に手間取りながらも、それを脱いだ。

「ほら。私は忙しいんです。急いでくださいね?」
 白い小物を投げる。たどたどしい動きでそれを受け取り、躊躇いながらそれを纏う。
既に濡れていたおかげで、何時もよりずっとスムーズに入り込んだ。
それを確認して、理御がスイッチを入れた。ヴゥ……ウンと、鈍いモーターの音が生温い部屋に響き渡る。
「ふああ!っあ、ひう……!」
 濡れた秘部が無遠慮に抉られる。その度に少女が咽び泣いた。

「善がり狂いが、いいですね。あなたは気楽で」
「あっひう……ん!ああ……ぅっく、ひいん……」
「何自分だけ気持ちよくなってるんですか……?何時までその醜態を、私の目前で晒しているつもりです」
 薄っすらと微笑んでいたが、眼は少しも笑っていなかった。狂いそうな快楽を必死で抑えて、朱志香は彼を窺った。
「早く。朱志香」
「ら、らって……ッあ、うう……!」
 腰が砕ける。朱志香はのろのろと四つん這いで理御に近付く。ぴくん、と時折身体が跳ね、その度に崩れ落ちながら。

「今日は流石に中に出せませんし。それで我慢してもらうとして、さっさと舐めてください。噛んだらまたお尻を抓りますから」
 彼は避妊具など好まない。だが、妊娠でもしたら後処理が面倒だ。醜聞とか、そんなことはどうでもいいし、行為ができぬわけでもなし。
が。臨月の前後はそうも行かない。両親を黙らせるのも面倒。面倒事は嫌いだった。だから、理御は朱志香に先を促す。
 漸く彼の膝元に辿り着いた妹は、兄の下半身に手を伸ばしてそれを取り出す。
そして膨らんだ男根を、小さな唇に含んだ。
「んっ、んくぅ……」
「相変わらず下手ですね」
 ローターの強度を上げる。朱志香の体が大きくしなった。
「ん!っふぐううう!!」
「ほら、ちゃんと根元まで咥えて」
 後頭部を押し込むと、喉に当ったのか少女が僅かに咽た。
「ぅぐっ、……うぁ……む」
 舌を回し、きゅ、きゅと締め付けたり舌先で軽く突いて。
「ほら、もっと吸いなさい」
 言われるままに、じゅっと啜り上げる。
少しでも気を抜くと己の下半身に意識を持っていかれそうで。懸命に兄に奉仕することで、それを抑えるのだった。

 理御は、限界を感じていた。快楽と羞恥でどろどろに爛れた少女を見下ろし、その肩を押す。
下半身に意識が行っているせいか、先端を軽く含んでいる程度だったせいで特に衝撃もなく妹の身体は崩れ落ちた。
その裸体に向かって、己の欲望を叩きつける。
「うぁッ!ふ、ぁ……、あつ、いぃ……」
 白く汚れた体彼女を確認し、ズボンのチャックを上げて。理御は立ち上がった。
「それじゃ。私はもう行きますから。朱志香も寄り道しないように」

「は、……はい、うぅ……」
 薄い肩が震えて、涙が零れ落ちた。
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