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所謂、三倍返し クッキー編」(2009/04/10 (金) 23:10:02) の最新版変更点

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「と、言うわけでぇ。ホワイトデーだぞコノヤロー」  相も変わらず、時と場所を考えず、金色の蝶を乱舞させながら魔女はやって来た。 「知るか。帰れ糞婆ァ」 「ババアァア?ひっでぇなぁ戦人ぁ。いいじゃねーの、折角のイベントなんだぜぇ?楽しまなきゃ損だろ?」  冷たく言い放つ戦人を、浮かれたベアトリーチェは気にもしない。 結局折れるのはいつだって戦人の方。これも男の甲斐性である。 「ッチ……しょーがねぇな。ホレ、これやっからとっとと帰れ」  投げつけたのは小さな紙袋。ほのかにバターの匂いがする。 「何だ、それは」 「クッキー。お返しの定番だろ」  すると、ベアトリーチェは下卑た笑いを浮かべた。 「くっひゃっひゃ、戦人ァ。その『定番』とやらはニンゲンの、だろぉ?妾達の世界で通用すると思ってンのかよォ」 「じゃあどうしろってんだよ……」 「ククク、それはそれ、『ホワイト』デーだからなあ。そなたの白いモノでも馳走になってやるわ」  ベアトリーチェの細い腕が、戦人のズボンに一直線に伸びる。 「剥くなっ、脱がすなッ!やめろっつの痴女!……ああ咥えんな!吸うな……っく」  魔女の前では無駄無駄無駄。すぐに剥きだしにされたあらびきフランクフルトに喰らいつくのだった。 「ぺろぺろ、と。そなた、相変わらず大きさは立派だのぉ。そぉれ、今日は元気かなー?」 「だ、から……ッ、ヤメ、あ。駄目だ、って……」  ベアトリーチェの舌の動きに沿う様に、戦人が喉を振るわせる。 それを、魔女は満足気に見つめた。 「ほんに感じやすいな。妾にこうされるのがそんなに嬉しいのか、ええ?」 「ちが……あ、違う……んくぅっ……」 「それそれ、身体は正直だぞ?手と口だけでこんなに大きくなって、妾の前で醜態を晒しおって」 「そ、させて……ン、のは誰だ……うあっ」 「仕方なかろう?そなたがそんな顔をするのが悪い。そなたの顔が、苛めてくれ、貶めてくれと言っているんだからなァ」 「言ってな……ッあ、っはあッ……」  ビクン、と身体を震わせて、戦人はヘヴン状態に。 「む。このタイミングで……シャレのつもりか?まあ、まだまだ搾り取ってやるから構わんがな」  まだまだお楽しみはこれからだぜ☆と言わんばかりに襲い掛かるベアトリーチェ。 「う、わ……ベアト、やめれっ!」 「止めろと言われて止める魔女はおらんな!そーれ最後の一枚ゲッツー!!」 「らめえええええ」  戦人は上半身も引ん剥かれ、全裸にされてしまうのだった。 「くくく。まるでまな板の鯛だな?」 「う、ど、どういう意味だよ……」 「本日のォ。スぺっシャルディナーだろうがぁあーっ」 「食うなアホー!!」  だが、彼のバズーカ(もどき)は再び咀嚼された。 「だ、から……咥えんなっつの。てめぇ恥じらいとかねーのかよ!」 「むぐ?んんぅ、もご、ぃい……んぐ?」  口の中は戦人の愚息で一杯。故にその言葉は彼に通じない。 「わっかんねーよ!っづ、は、歯ァ立てんなよ馬鹿!」  そして、その理屈は魔女に通じない。 「ちゅっぷ。フン、これくらいで動揺してんじゃねーよばーかばーか」  唇を離し、憎まれ口を叩く魔女。その言葉は妙に子どもっぽく、戦人を呆れさせた。 「が、ガキのケンカかよ……」 「はっ、馬鹿って言う方が馬鹿なんだよ、ばぁーっか」 「てめーのが言ってんじゃねぇか!」 「ま、妾は寛大だ。そなたを許してやろうぞ」  戦人の言葉を無視して勝手なことを抜かすベアトリーチェ。 「いや、聞けよ……」 「なんだぁ?もうご機嫌ななめかぁ?こっちはまだまだご機嫌なのによー」  下半身に視線を投げながらベアトリーチェが囁く。 「誰のせいだよ……責任取れ、責任」 「責任ねぇ。構わんぞ。入れたいんだろぉ?ここによぉ、いいんだぜぇ。ほら、来いよ。もういじめねぇからよ~」  ドレスの裾を捲り上げて、己の秘所を曝け出す魔女。魔女に下着と言う概念は存在しません。 「ガキ扱いすんじゃねー……クソばばー」 「ほう?なら精々悦ばせてみるがいいさ。この黄金の魔女を善がらせてみせろよ、家具ゥ」 「痴女の間違いだろ、変態」  口の悪さに反比例するかのごとく、引き寄せる腕は優しかった。 「変態に欲情してんじゃねぇよ、か」 「うるせえ」  言葉を塞ぐように、重なる唇。 魔女も、まるで恋する乙女のように男の首筋に縋り付く。 先程までの行為を思えば、重ねるだけのそれは随分と拙かった。 だけれども、求め合う姿はなんだか幸せそうにも見えるのだった。  唇が離れると、戦人の手は胸元へ。もはや恒例行事である。 「好きだのー……実に」 「男子の本懐なんだよ、ほっとけ」  肌理細やかな白い乳房を、思うまま揉み解して、時折口付けて。 「っふ……ん、まだまだ下手糞だな」 「わーるかったな。どうせ経験不足だよ」 「良い良い。ふふ、妾直々に仕込んでやるからのぉ。そなたは幸運だぞ」  戦人の頭を撫でて、その腕に抱く。それは母が子にするような、柔らかな仕草だった。 「ん……もう我慢が効かぬか。しょうのない男だな」  腕を解くと、ベアトリーチェはドレスを脱ぎ捨てた。 あの豪勢な衣装を一瞬で脱衣するのも魔法なんだろうか。 なんて下らない考えが戦人の頭を掠めたが、まあそれは置いておく。 「なんだ、どうした?」 「いや。ほら、来いよ。黄金の魔女……俺の魔女、ベアトリーチェ」  そして、二人の影が一つに解け合う。 「……は、ん……元気なことだな……?」 「あんたもな……そら、いくぜ」  戦人の肉棒が、暴れだす。 ベアトリーチェも腰を揺らして快楽に溺れる。 「は、ははっいいぞ家具!もっと寄越せ、もっと来いよぉ、んはあぁっ」 「黙ってろっつの……いって引っ掻くな!」  ベアトリーチェの爪が、浅く戦人の顔の肉を削いだ。 だが、彼女は楽しげに笑う。 「っく、ひゃ、いいだろ少しくらいよぉ。ほら、見てみろ。そなたが妾の中で暴れて、っああ、んっ」  じゅぷじゅぷと、より強く打ち付ける。 「ほら、壊して見せろよ……ひ、ああ、グッチャグチャにしてみろよ……んっ、く」 「んだよ、もう降参かぁ~?」 「ひっひ、それは、そなたとて変わらぬよ……ばと、らぁ……っ」  それは互いが果てるまで、延々と続く二人だけの宴。  そして、宴の終わる頃。 「ふぅ。もうホワイトデーも終わりだな」  傍らの単純馬鹿は、すっかり眠りの底に落ちていた。 その赤い髪に指を滑らせながら、魔女は枕元に転がされていたものを拾い上げ、口に含む。 「ふふ、ロノウェに躾けて貰おうかのう。こんな甘ったるいクッキー、食えたものではないぞ」  だけど、結局一晩で甘い甘いクッキーはなくなっていた。どこに消えたか、知っているのは魔女だけ。 ……だからキムチを早く寄越しなさい。胸焼けしちゃうんだから。
「と、言うわけでぇ。ホワイトデーだぞコノヤロー」  相も変わらず、時と場所を考えず、金色の蝶を乱舞させながら魔女はやって来た。 「知るか。帰れ糞婆ァ」 「ババアァア?ひっでぇなぁ戦人ぁ。いいじゃねーの、折角のイベントなんだぜぇ?楽しまなきゃ損だろ?」  冷たく言い放つ戦人を、浮かれたベアトリーチェは気にもしない。 結局折れるのはいつだって戦人の方。これも男の甲斐性である。 「ッチ……しょーがねぇな。ホレ、これやっからとっとと帰れ」  投げつけたのは小さな紙袋。ほのかにバターの匂いがする。 「何だ、それは」 「クッキー。お返しの定番だろ」  すると、ベアトリーチェは下卑た笑いを浮かべた。 「くっひゃっひゃ、戦人ァ。その『定番』とやらはニンゲンの、だろぉ?妾達の世界で通用すると思ってンのかよォ」 「じゃあどうしろってんだよ……」 「ククク、それはそれ、『ホワイト』デーだからなあ。そなたの白いモノでも馳走になってやるわ」  ベアトリーチェの細い腕が、戦人のズボンに一直線に伸びる。 「剥くなっ、脱がすなッ!やめろっつの痴女!……ああ咥えんな!吸うな……っく」  魔女の前では無駄無駄無駄。すぐに剥きだしにされたあらびきフランクフルトに喰らいつくのだった。 「ぺろぺろ、と。そなた、相変わらず大きさは立派だのぉ。そぉれ、今日は元気かなー?」 「だ、から……ッ、ヤメ、あ。駄目だ、って……」  ベアトリーチェの舌の動きに沿う様に、戦人が喉を振るわせる。 それを、魔女は満足気に見つめた。 「ほんに感じやすいな。妾にこうされるのがそんなに嬉しいのか、ええ?」 「ちが……あ、違う……んくぅっ……」 「それそれ、身体は正直だぞ?手と口だけでこんなに大きくなって、妾の前で醜態を晒しおって」 「そ、させて……ン、のは誰だ……うあっ」 「仕方なかろう?そなたがそんな顔をするのが悪い。そなたの顔が、苛めてくれ、貶めてくれと言っているんだからなァ」 「言ってな……ッあ、っはあッ……」  ビクン、と身体を震わせて、戦人はヘヴン状態に。 「む。このタイミングで……シャレのつもりか?まあ、まだまだ搾り取ってやるから構わんがな」  まだまだお楽しみはこれからだぜ☆と言わんばかりに襲い掛かるベアトリーチェ。 「う、わ……ベアト、やめれっ!」 「止めろと言われて止める魔女はおらんな!そーれ最後の一枚ゲッツー!!」 「らめえええええ」  戦人は上半身も引ん剥かれ、全裸にされてしまうのだった。 「くくく。まるでまな板の鯛だな?」 「う、ど、どういう意味だよ……」 「本日のォ。スぺっシャルディナーだろうがぁあーっ」 「食うなアホー!!」  だが、彼のバズーカ(もどき)は再び咀嚼された。 「だ、から……咥えんなっつの。てめぇ恥じらいとかねーのかよ!」 「むぐ?んんぅ、もご、ぃい……んぐ?」  口の中は戦人の愚息で一杯。故にその言葉は彼に通じない。 「わっかんねーよ!っづ、は、歯ァ立てんなよ馬鹿!」  そして、その理屈は魔女に通じない。 「ちゅっぷ。フン、これくらいで動揺してんじゃねーよばーかばーか」  唇を離し、憎まれ口を叩く魔女。その言葉は妙に子どもっぽく、戦人を呆れさせた。 「が、ガキのケンカかよ……」 「はっ、馬鹿って言う方が馬鹿なんだよ、ばぁーっか」 「てめーのが言ってんじゃねぇか!」 「ま、妾は寛大だ。そなたを許してやろうぞ」  戦人の言葉を無視して勝手なことを抜かすベアトリーチェ。 「いや、聞けよ……」 「なんだぁ?もうご機嫌ななめかぁ?こっちはまだまだご機嫌なのによー」  下半身に視線を投げながらベアトリーチェが囁く。 「誰のせいだよ……責任取れ、責任」 「責任ねぇ。構わんぞ。入れたいんだろぉ?ここによぉ、いいんだぜぇ。ほら、来いよ。もういじめねぇからよ~」  ドレスの裾を捲り上げて、己の秘所を曝け出す魔女。魔女に下着と言う概念は存在しません。 「ガキ扱いすんじゃねー……クソばばー」 「ほう?なら精々悦ばせてみるがいいさ。この黄金の魔女を善がらせてみせろよ、家具ゥ」 「痴女の間違いだろ、変態」  口の悪さに反比例するかのごとく、引き寄せる腕は優しかった。 「変態に欲情してんじゃねぇよ、か」 「うるせえ」  言葉を塞ぐように、重なる唇。 魔女も、まるで恋する乙女のように男の首筋に縋り付く。 先程までの行為を思えば、重ねるだけのそれは随分と拙かった。 だけれども、求め合う姿はなんだか幸せそうにも見えるのだった。  唇が離れると、戦人の手は胸元へ。もはや恒例行事である。 「好きだのー……実に」 「男子の本懐なんだよ、ほっとけ」  肌理細やかな白い乳房を、思うまま揉み解して、時折口付けて。 「っふ……ん、まだまだ下手糞だな」 「わーるかったな。どうせ経験不足だよ」 「良い良い。ふふ、妾直々に仕込んでやるからのぉ。そなたは幸運だぞ」  戦人の頭を撫でて、その腕に抱く。それは母が子にするような、柔らかな仕草だった。 「ん……もう我慢が効かぬか。しょうのない男だな」  腕を解くと、ベアトリーチェはドレスを脱ぎ捨てた。 あの豪勢な衣装を一瞬で脱衣するのも魔法なんだろうか。 なんて下らない考えが戦人の頭を掠めたが、まあそれは置いておく。 「なんだ、どうした?」 「いや。ほら、来いよ。黄金の魔女……俺の魔女、ベアトリーチェ」  そして、二人の影が一つに解け合う。 「……は、ん……元気なことだな……?」 「あんたもな……そら、いくぜ」  戦人の肉棒が、暴れだす。 ベアトリーチェも腰を揺らして快楽に溺れる。 「は、ははっいいぞ家具!もっと寄越せ、もっと来いよぉ、んはあぁっ」 「黙ってろっつの……いって引っ掻くな!」  ベアトリーチェの爪が、浅く戦人の顔の肉を削いだ。 だが、彼女は楽しげに笑う。 「っく、ひゃ、いいだろ少しくらいよぉ。ほら、見てみろ。そなたが妾の中で暴れて、っああ、んっ」  じゅぷじゅぷと、より強く打ち付ける。 「ほら、壊して見せろよ……ひ、ああ、グッチャグチャにしてみろよ……んっ、く」 「んだよ、もう降参かぁ~?」 「ひっひ、それは、そなたとて変わらぬよ……ばと、らぁ……っ」  それは互いが果てるまで、延々と続く二人だけの宴。  そして、宴の終わる頃。 「ふぅ。もうホワイトデーも終わりだな」  傍らの単純馬鹿は、すっかり眠りの底に落ちていた。 その赤い髪に指を滑らせながら、魔女は枕元に転がされていたものを拾い上げ、口に含む。 「ふふ、ロノウェに躾けて貰おうかのう。こんな甘ったるいクッキー、食えたものではないぞ」  だけど、結局一晩で甘い甘いクッキーはなくなっていた。どこに消えたか、知っているのは魔女だけ。 ……だからキムチを早く寄越しなさい。胸焼けしちゃうんだから。 ---- #comment_num2 ----

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