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シアワセのカケラ」(2009/01/31 (土) 00:28:09) の最新版変更点

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「はあ……あ、ああんっ」 悩ましげな嬌声が、広間に響く。 日の射さないこの部屋で、啼き続ける一人の女。 それに群がるのは、数え切れない異形たち。 女――右代宮楼座は、この異形どもに犯され、嬲られていた。……ずぅっとね? 「ひあ!ぅあ、あっ……っくぅん!!」 今も絶頂を迎え、意識を手放しかけた。が、尻に穿たれた肉棒が、それを阻む。 んあ……ひぐっ、ぐひゃあぁ……」  平常では控えめな大きさの乳房も、吸われ、揉まれ続けたせいか、大きく張っていた。 じゅう、と異形の一体がそこに吸い付く。すると口一杯に母乳が溢れ、涎と共に滴り落ちた。 「ふふふ。楽しそうねぇ、楼座ァ」 虚空に現れたのは魔女。新しきベアトリーチェ。 「んんっ……あ、ね、ねぇ……さんっ?」 その言葉に、魔女エヴァ・ベアトリーチェは頬を膨らませた。 「だから、私は絵羽じゃないって言ってるでしょ。ま、いいわ。あんたのそんな格好見てるの、楽しいし」 ひあああ、とまた高く啼く女に、優越感に染まった笑みを浮かべた。 「ねぇ、どう?こんなニンゲンですらないヤツらに犯されて。子どもができたらどんなに面白い顔になるのかしら」 言葉のナイフを振りかざし、エヴァは楼座の顔を見た。 だが、傷ついた表情なんて欠片もなかった。 「ッふ……ふふ、あははは……」 笑っていた。身体を抉られるたび、快楽に喘ぎながら、それでも笑い続けていた。 「何よ……もうおかしくなっちゃったわけ……?」 「くす、おかしいのは姉さんが言ったことよ?……っはぁん」 にやにやと笑う楼座に、エヴァは苛立つ。そこに僅かばかり含まれた、怯えには気付かない。 「な、何よ!何が言いたいってのよぅ!?」 「うふふふ。だあって。私ねぇ、今、とってもねぇ……」 一旦、声を切る。彼女の中に、注ぎ込まれた精のせいだった。 それでも、笑みは消えず、途切れた言葉を繋げた。 「幸せだもの」 その表情は、確かに幸せに溢れた笑顔だった。ああ、だから不気味だったのだ。 状況にちっともそぐわない顔をしている、この子が。 「っは……、何よ、それぇ。何、意地なんか張ってンのよぉ!楼座の癖にッ!」 激昂する魔女に、楼座の喜びは増していく。 「意地?そんなの私にあると思ってるの?くすくすくす!ほんっと姉さんって子どもよねぇ!くすくすくすくす」 ああ、意地なんて。そんなもの、母親の胎の中に残ってなかったさ。 みんなみんな、あんた達が持って行ってしまったじゃない。 だから、私は。残り滓しかないじゃない。 そんな私に。何にもない私に。 「あはっ……ほらぁあ、姉さん。見て?私、こんなに愛されてるのよ。っひひ、幸せなの、今すごく!」 「ろ、楼座……あんた」 「ああ、姉さんにはわっかんないわよねぇ?くす、どうせ秀吉兄さんにしか抱かれたことないんでしょォ?」 「ッ、だ、だから私は絵羽じゃ」 「だから、分からないわよねぇええ?ふふ、姉さんは愛されてるもんねぇ?だから私の気持ち、分からないでしょ?」 笑みを貼り付けたまま、そこには憎悪が宿っていた。 「残り滓の私は、誰からも愛されない。頭も悪いし、お金もないしィ?なら身体使うしかないのよねぇっ!」 その言葉に答えるが如く、彼女の身体に白濁液がたっぷりと塗されていく。 「頑張ったよ?必死になったよ?でも、駄目。みんないなくなっちゃうの。……ああ、でも」 ふと、何かを思い出したように、笑いが消える。 「まりあ……真里亞は違うわ。真里亞はずっと私を愛してくれてた。……今ならきっと、私にも真里亞を愛せるわ」 再び、楼座の顔に笑みが浮かぶ。 「真里亞だけじゃない。お父様も、お母様のことも。ええ、そう。姉さんのことも愛せるわ……」 エヴァへ歩み寄る、楼座。そのたびに、ずぷり、ずぷりと。彼女を縫いとめていた肉の杭が抜かれて行く。 「ちょ、あんた達、何してんのよぉ!」 異形どもが、何時の間にかエヴァを取り囲んでいた。その眼差しに、主への忠誠心は全く感じられない。 「愛してあげるわ、姉さん。兄さんや譲治君だけじゃ、足りないでしょ……?」 「や、やめ……」 エヴァの身体ごと、かき消され、取り込まれる。 さみしくないよ。ずっと一緒。みんな一緒。だから、さみしくなんて、ない &counter() ---- #comment_num2 ----
「はあ……あ、ああんっ」 悩ましげな嬌声が、広間に響く。 日の射さないこの部屋で、啼き続ける一人の女。 それに群がるのは、数え切れない異形たち。 女――右代宮楼座は、この異形どもに犯され、嬲られていた。……ずぅっとね? 「ひあ!ぅあ、あっ……っくぅん!!」 今も絶頂を迎え、意識を手放しかけた。が、尻に穿たれた肉棒が、それを阻む。 んあ……ひぐっ、ぐひゃあぁ……」  平常では控えめな大きさの乳房も、吸われ、揉まれ続けたせいか、大きく張っていた。 じゅう、と異形の一体がそこに吸い付く。すると口一杯に母乳が溢れ、涎と共に滴り落ちた。 「ふふふ。楽しそうねぇ、楼座ァ」 虚空に現れたのは魔女。新しきベアトリーチェ。 「んんっ……あ、ね、ねぇ……さんっ?」 その言葉に、魔女エヴァ・ベアトリーチェは頬を膨らませた。 「だから、私は絵羽じゃないって言ってるでしょ。ま、いいわ。あんたのそんな格好見てるの、楽しいし」 ひあああ、とまた高く啼く女に、優越感に染まった笑みを浮かべた。 「ねぇ、どう?こんなニンゲンですらないヤツらに犯されて。子どもができたらどんなに面白い顔になるのかしら」 言葉のナイフを振りかざし、エヴァは楼座の顔を見た。 だが、傷ついた表情なんて欠片もなかった。 「ッふ……ふふ、あははは……」 笑っていた。身体を抉られるたび、快楽に喘ぎながら、それでも笑い続けていた。 「何よ……もうおかしくなっちゃったわけ……?」 「くす、おかしいのは姉さんが言ったことよ?……っはぁん」 にやにやと笑う楼座に、エヴァは苛立つ。そこに僅かばかり含まれた、怯えには気付かない。 「な、何よ!何が言いたいってのよぅ!?」 「うふふふ。だあって。私ねぇ、今、とってもねぇ……」 一旦、声を切る。彼女の中に、注ぎ込まれた精のせいだった。 それでも、笑みは消えず、途切れた言葉を繋げた。 「幸せだもの」 その表情は、確かに幸せに溢れた笑顔だった。ああ、だから不気味だったのだ。 状況にちっともそぐわない顔をしている、この子が。 「っは……、何よ、それぇ。何、意地なんか張ってンのよぉ!楼座の癖にッ!」 激昂する魔女に、楼座の喜びは増していく。 「意地?そんなの私にあると思ってるの?くすくすくす!ほんっと姉さんって子どもよねぇ!くすくすくすくす」 ああ、意地なんて。そんなもの、母親の胎の中に残ってなかったさ。 みんなみんな、あんた達が持って行ってしまったじゃない。 だから、私は。残り滓しかないじゃない。 そんな私に。何にもない私に。 「あはっ……ほらぁあ、姉さん。見て?私、こんなに愛されてるのよ。っひひ、幸せなの、今すごく!」 「ろ、楼座……あんた」 「ああ、姉さんにはわっかんないわよねぇ?くす、どうせ秀吉兄さんにしか抱かれたことないんでしょォ?」 「ッ、だ、だから私は絵羽じゃ」 「だから、分からないわよねぇええ?ふふ、姉さんは愛されてるもんねぇ?だから私の気持ち、分からないでしょ?」 笑みを貼り付けたまま、そこには憎悪が宿っていた。 「残り滓の私は、誰からも愛されない。頭も悪いし、お金もないしィ?なら身体使うしかないのよねぇっ!」 その言葉に答えるが如く、彼女の身体に白濁液がたっぷりと塗されていく。 「頑張ったよ?必死になったよ?でも、駄目。みんないなくなっちゃうの。……ああ、でも」 ふと、何かを思い出したように、笑いが消える。 「まりあ……真里亞は違うわ。真里亞はずっと私を愛してくれてた。……今ならきっと、私にも真里亞を愛せるわ」 再び、楼座の顔に笑みが浮かぶ。 「真里亞だけじゃない。お父様も、お母様のことも。ええ、そう。姉さんのことも愛せるわ……」 エヴァへ歩み寄る、楼座。そのたびに、ずぷり、ずぷりと。彼女を縫いとめていた肉の杭が抜かれて行く。 「ちょ、あんた達、何してんのよぉ!」 異形どもが、何時の間にかエヴァを取り囲んでいた。その眼差しに、主への忠誠心は全く感じられない。 「愛してあげるわ、姉さん。兄さんや譲治君だけじゃ、足りないでしょ……?」 「や、やめ……」 エヴァの身体ごと、かき消され、取り込まれる。 さみしくないよ。ずっと一緒。みんな一緒。だから、さみしくなんて、ない [[姉さんといっしょ]]に続く? &counter() ---- #comment_num2 ----

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