単純に地下水がお湯となって地表に湧き出るものが温泉ではありません。

日本では、温泉法という立派な法律があり、この法律によって温泉を定義しています。

温泉の成分と含有量 (単位:mg/kg)

  成      分

  含    有    量

溶存固形物質総量

      1,000.0以上

臭素イオン

          5.0以上

重炭酸ナトリウム

        340.0以上

ストロンチウムイオン

         10.0以上

水素イオン

          1.0以上

総イオウ

          1.0以上

第一鉄イオン

         10.0以上 

第二鉄イオン

         10.0以上

バリウムイオン

          5.0以上

ヒドロヒ酸イオン

          1.3以上 

フッ素イオン

          2.0以上

マンガンイオン

         10.0以上 

メタ亜ヒ酸イオン

          1.0以上

メタケイ酸

         50.0以上

メタホウ酸

          5.0以上

遊離炭酸

        250.0以上

ヨウ素イオン

          1.0以上

ラジウム塩

      1×10-8 以上

ラドン

20×10-10キュリー以上

リチウムイオン

          1.0以上

 

上記の表にある成分が一つでも含まれる、湧水・温水・鉱水・水蒸気を温泉と言います。

ですから、温水が温泉ではなく、水であっても表の成分が一つでも含まれていれば立派な温泉と言えます。(この様な水は、加熱しても温泉と言う訳です)

温泉の源は、雨が地中に浸透し地下水となり、これが地下のマグマで暖められたり、マグマの余熱や地下で起きる一種の化学反応によって暖められたものです。

すなわち、これらの過程で地下の水蒸気やガスに含まれる上記の表の成分を溶かし込み、温泉となって地表に現れて来るのです。

もちろん前述の通り、暖められなくとも表の成分が一つでも水に溶け込んでいれば「温泉」となるのです。