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Storage

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cyatarow

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SSDとかHDD(ストレージ、補助記憶装置)

データを溜め込む倉庫。大容量の記憶装置達。
こいつらをストレージと呼んだりする。
覚えておくとちょっとかっこいい。

だいたい、OSやシステムファイルはここにぶち込まれる。
これらのほか、ユーザーファイルとして音楽やエロ動画などさまざまなものを保存する役割を担う。

使用頻度が高いため、PCの速度を決めるものすごく重要な部品。(CPUより影響大)
予算があれば是非良いSSDを搭載しよう。

  • 速度:SSD>>>HDD(比べ物にならない)
  • 価格(同容量):SSD≒HDD*(7~10)

ちなみにメインメモリはSSDより10倍近く速かったりで、それを利用したRAMディスクというストレージもある。廃人用。

性能も重要だけど、故障したときに交換だけでは済まない(データを失う)ので信頼性も重要。
信頼性はスペックなどから事前に知ることが難しいので、最新の製品は様子を見て人柱報告(レビュー)が上がってから買うのが有効。

何を買うにしてもバックアップは確実に取ることをお勧めする。

どのくらいの容量があればいい?

目安として「Windowsなら128GBが最低ライン」と覚えておけばいい。

「SSD 128~512GB(OS・重要ソフト)」+「HDD 1~3TB程度」って構成が一番無難。
もちろん全部SSDが最強ではあるが。

SSD

USBメモリみたいなのをいっぱい積んで高速化したストレージ。
SSDを参照。
爆速だけど、お高いのでOS・重要ソフトだけでもSSDに入れるって人も多い。

HDD

磁性円盤(プラッタ)が1枚以上くるくる回ってて、そこにデータが記録されるようなストレージ。

内蔵と外付け

HDDには「PC内部に積む内蔵タイプ」と「USB外付けタイプ」がある。
前述のSSDの登場によりHDDは「安価なデータ置き場」となったため、「USB外付けタイプ」も汎用性が高くおすすめ。

容量

人による。
どれだけ容量積むか悩んでる人は「コスパが良い1~2TB」が無難。

サイズ

店で見かけるのは内蔵で2.5インチか3.5インチだが、3.5インチの方がより大容量で安いからおすすめ。2.5インチは殆どがノートPC用。

回転数

プラッタの回転数。
回転数が速い方が高速になり、発熱が増し、音が大きくなる。

  • 5400~5900rpm:主に録画用途ではない倉庫用。音は比較的小さめ。2TB以上の主流。
  • 7200rpm:バランス型。2TB未満の主流。
  • 10000~15000rpm:めちゃくちゃ高速回転するが、うるさい/熱い/電力大食いなので個人用途だと微妙。
アクセス速度でとやかく言うなら、SSDを買え。

接続規格

内蔵タイプ

内蔵の主流接続規格はSATA。
マザボとSSD、内蔵HDD、光学ドライブを繋ぐ規格であるためストレージ以外でも重要。
速度ごとにSATA6Gbps(SATA3)>SATA3.0Gbps(SATA2)>SATA1.5Gbps(SATA)と分かれている。
SATA達は接続の互換性はあるけど、最近のマザボもSSDも内蔵HDDも光学ドライブもSATA3。

ちなみに最大速度の理論値はこんな感じ。
世代 最大速度
SATA 1.5Gbps≒187.5MB/s
SATA2 3Gbps≒375MB/s
SATA3 6Gbps≒750MB/s

HDDはどんな高速機でも200MB/s程度なのでSATA3の恩恵が受けられない。
ちなみに、SSDは読み書き速度500MB/s前後なのでSATA3で繋がないと生かせないので注意。


外付けタイプ

外付けの接続規格はおなじみのUSBがほとんど。
「USB3.0対応のマザボ」なら、迷いなく「USB3.0対応のHDD」を選ぼう。
USB3.1というものもあるが、その速度(10Gbps)を活かせる機器がない。
また、USB3.0はUSB3.1(Gen1)とも呼ばれているので混乱しないよう注意。

USBの規格と最大速度
規格 最大転送速度 給電能力(5V)
USB1.0 12Mbps --
USB1.1 12Mbps --
USB2.0 480Mbps 500mA
USB3.0 5Gbps 900mA
USB3.1(Gen2) 10Gbps 1000mA


バッファ

データを一時的に取っておくところ。
流れる水を汲むバケツみたいなの。

容量は多いほうがいいが少なくても別にかまわない。
バッファ量の差はパフォーマンスへ与える影響はそれ程大きくないので優先順位は低い。

ここを気にするくらいならSSDを買え。

プラッタ

HDDのプラッタの枚数は少ない方が良い。
  • 容量当たりの単価が安い
  • 騒音、発熱、消費電力、故障率もやや下がる
  • 速度が向上する
現在は1枚あたり1~2TBのプラッタが主流で、プラッタ1枚のHDDも数多くある。
しかし、HDD製品にプラッタが何枚入っているかを調べるのはちょっと難しい。

CMRとSMR

2010年代後半になると、「SMR」(Shingled Magnetic Recording、瓦磁気記録方式、通称:瓦書き)という書込方式を採用したHDDが出回るようになった。
従来の方式である「CMR」では、HDDの記録密度が限界に達してしまったため、もっと密度を高めるためにSMRが開発された。
2TBプラッタはこれのおかげで実現できたのである。

しかし、CMRに比べてランダム書込速度が極端に遅くなるという弱点がある。(わずか200~600KB/s)
これを軽減するため、HDDの一部の領域だけCMRにしておいて、そこをキャッシュ領域に使う手法がとられている。
参考リンク

(参考)知っときたい知識RAID

複数台のSSD、HDDをひとつにまとめて、高速化したり安全性を高める方法。
普通にやれば2倍近く速くなる。
マザボのオンボ機能でだいたいできる。
詳しくはRAID?なにそれおいしいの?を参照。

できるだけ複数のストレージを買ってRAIDをやった方がいい。
例えば、SSDで256GBを組むとき、

値段:RAIDSSD*2(128GB+128GB)≒SSD(256GB)
速度:RAIDSSD*2(128GB+128GB)>>SSD(256GB)

というように同じ値段でもより速度が出せたりする。

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