GM:――――見よ!!
GM:運切です。
譲二:わあ、まだ続くのか!
GM : ふふん
GM:数多のジャックオーランタンなどもろともせずに
GM:ジョージはその腕を前へと突き出す。
GM:彼を救うために。 その、優しさで。
GM:しかし……
GM:それすらも、良しとしない人間が ひとりだけ いた。
GM:そのカボチャは目くらまし。
GM:この世界に彼女が登場した際に使った魔法の応用で……鬱は――
GM:ドゥドゥフィツィッタッヅァは!
GM:ジョージとイィィリカの間に、立ちふさがった!!
GM:ジャッジメント、お願いします。
GM:私は+。 彼女の全身全霊の意志です。
莠世:+
譲二:立ちふさがるのなら+
譲二:むしろ望むところ。
譲二:問題は、このあとなんだけど(笑)
びおら:+
GM : 可決。
GM : 鬱:「――――――――」 ばっ
GM:ジョージの攻撃をさえぎります。
譲二:彼女がなにをするかにもよる。
GM:腕は止めます?
譲二:最終的に私がイィィリカを攻撃命中に導けるなら(笑)
GM:それはわかりません。
GM:とりあえず、ジョージの前に彼女は立ちふさがりましたが、何かやる事はありますか?
GM:演出、発言、行動、何かしら。
譲二:立ちふさがっただけのところでいいのですね?
GM:まぁ、一応カボチャで周囲はガードしていますが。
GM:撫でるような感じみたいですから、イィィリカ以外には効果無いような気がします。
びおら:鬱ちゃんに何か台詞があるなら台詞だけ言わせるとか?
莠世:/鬱は、譲二の腕に刺し貫かれる直前、微笑んでいた。
莠世:/これで、大切な人を守れる。そう思えば自然に笑みがこぼれる。
莠世:/が、それよりも早く……
莠世:見よ!
GM:聞きましょう。
GM:演出どうぞ!
莠世:イィィリカは、その様を狂気の表情を浮かべたままみていた、が
莠世:刹那の間、その表情もなくなり
莠世:腕を大きく振るう。
莠世:その腕は、鬱の華奢な身体にあたり、彼女をはねとばした
莠世:そう、真横に
莠世:そして、障害物の無くなった譲二の腕は、
莠世:当初の目標どおり、まっすぐに
莠世:突き進んだ
莠世:以上です!
GM:…………ふふ
GM:マイナス! -!
莠世:+
譲二:当然+ー!
びおら:+
GM : ちっ
GM:イィィリカに鬱の身体を貫かせるつもりでしたのにっ!
譲二:なっ!?それは、予想外!だった、ZE!
GM:と言うわけで、可決です。
GM:その瞬間、鬱は何がおきたのかわからなかった……。当惑……いや、彼女は倒錯していただけなのだろうか。 その答えが
GM:その行動には、含まれていたような気がして――。
GM:居たかった場所から。
GM:遠ざかる――――――。
莠世:/腕を振り払ったイィィリカの表情は、先程の鬱と同じ、いやそれ以上に満足げな表情であった
譲二:「やっぱり、君達は、とてもやさしい……」
GM:続きをどうぞ、ジョージさん。
譲二:その行動を愛おしく、見ながら、譲二の腕は進む。
譲二:そして、イィィリカの頭に、ぽんと、触れる。
譲二:それはまるで、子供の頭をなでるかのように。
莠世:/譲二の触れた場所から、イィィリカの身体は分解されていく
譲二:そして、譲二と重なるように、カレスの姿も見える。
びおら:/「…ありがとう」と。確かに、彼は。鬱に、彼女につかの間の絶望を与えた言葉と同じ言葉を、投げかけた。それは、希望ではないが。決して絶望ではなく…
譲二:それは、安らぎ……
譲二:そう、幾人かは見た事がある。それは、譲二を癒したカレスの姿。
莠世:/分解されていく身体は、光の粒子となり、その周囲に広がっていく
莠世:/その輝きは、まるで蛍のように、優しく、哀しく
譲二:とても、愛おしかった……
譲二:「……お休み。イィィリカ。君の罪は、生きる事の罪は、あとは俺に任せなさい」
びおら:/月が姿を隠す。その場を照らす光は、イィィリカの光のみであった…
莠世:/そして、最後の一欠片が、光に変わり……
譲二:「君の罪は、俺が、すべて許すから……」
莠世:/その光は一瞬微笑んだように、皆の目に映った
びおら:「あなたの光を、少し、お借りいたします……」そっと、光の欠片に触れます
GM: 「 彼女に、教えてあげてくれ 」
GM: 「 私は 幸せ だったのだと 」
譲二:「ああ。必ず……」
GM: 「 そこだけは バケモノに 喰われる事の無い 」
GM: 「 」
GM: 「 」
莠世:/そして、譲二の言葉に頷くように形をかえ、その光は何処からか吹いた風に乗って
莠世:/空へと舞昇った……吹き抜ける時、一瞬だけ、鬱の頬をなでていきながら……
GM:どしゃ。
GM:ぬかるんだカボチャの残骸の上に、鬱は落下しました。
GM : 鬱:「…………………………………………」 拒むように、その瞼を硬く、彼女は閉じています。
GM:気絶しているのかも、しれません。
びおら:/鬱の顔についた、かぼちゃの破片は…まるで、涙のようであった
GM:ジャッジ
GM:流石にカボチャの破片で涙は無いと思います。(苦笑
びおら:じゃあ…汁?(待て
GM:マイナスです。-
譲二:汁って(笑)じゃあ-。
莠世:-同感(笑)>カボチャの破片
GM:では、とりあえずNPCが全員沈黙してしまいましたので、皆様今後の行動をどうぞ。
譲二:とりあえず、ウツを解決してから、さらに私のやることかな?
GM : 解決?
GM:鬱の問題を、ですか。
GM:いえ、当面どうするかです。
譲二:とりあえずは、ウツの後始末を。
GM:スメバミヤコに戻るとか、このまま放っていくとか、カレスをどうするのかとか、使われていないジョージさんの運切が気になるとか
GM:そう言う感じです。
莠世:譲二さんの運切りは、私が使っちゃった(笑)
GM:まだ何かあるのでしょう?(にやり
譲二:え?なにそれ?あれ私のなの?(笑)
GM:え? 宣言したゆぜさんのですよ。(笑
莠世:いえ、タイミング?のことだけど>運切り
譲二:あはははは(笑)
GM:まさか、まさか、意味もなくカレスを崩壊させた事は無いでしょう。
GM:NPC沈黙しているので、行動してもらわないと事態が進みませんよー。
莠世:そういえば、スッコーンと忘れてたや。カレス(笑)
びおら:忘れちゃいやん(笑
譲二:忘れるなや(笑)
譲二:君あんなに怒ったのに。
GM:ある意味一番可愛そうな存在ですよ。
びおら:まあ、関わり薄いから忘れやすくても仕方ないかも
GM:薄いからこそ良いのです。
GM:これで濃いキャラが一人増えたら、競い合いになってしまいます。
譲二:一番安全で一番愛ある場所で守られていたのですがね。
びおら:っと、とりあえず。ここかスメバミヤコで、鬱さんが回復するのを待ちますかね?
びおら:スメバミヤコに戻る場合は、鬱さん連れて行くことになりますが
譲二:とりあえず、ウツを解決してから出ないと、なにをするにも。
譲二:ビオラさんたのみます。
莠世:頼みますー
譲二:あっしがなにをするかは大体予測がついているでしょうから。
譲二:って、俺もいくー。
GM:鬱に近づくと
GM:現実を拒むかのように、気絶しているみたいです。
GM:死んではいません。
GM:では、ずりずりとスメバミヤコに運びながら移動しますか?
譲二:(優しい子だ。それゆえに……)なんか思う顔。
びおら:「あら~、ぐっすり眠ってらっしゃいますね~。一度スメバミヤコにお連れするのがよろしいでしょうか~?」
譲二:ん~、まあ、場所はどこでも平気か~。
譲二:ここで目を覚ましてもらっても平気だし。
莠世:此処でいいんじゃ?
譲二:スメバミヤコも同じように廃墟だし(笑)
びおら:ふみー。では、しばらく待ってみますか?
びおら:そういえばそうだね(笑
GM:どうします、か?
莠世:というか、現実逃避して寝てるなら、こっちがアクション起こさなきゃ起きなさそうだ
譲二:じゃあ、起こそうか。
莠世:おねあいしますー
譲二:俺が代表して。
びおら:いきなり奥の手でも使いますか。それで起きる保証はありませんが
譲二:「おきんさーい」
GM:反応しません。
譲二:「世界は救われたよー」
GM:反応しません。
譲二:とりあえず、ぺちぺち叩いて、反応がなかったら、んーって唇を近づける(笑)
GM : ぶっ
譲二:/そして、強烈なユゼの蹴り。
莠世:じゃあ、唇を近づけようとする譲二の横っ面を
莠世:大鎌で一閃。
莠世:じゃっじ
譲二:お願い蹴りにして!
莠世:蹴りません(笑)
莠世:-
GM:あははっ
譲二:鎌はイヤー+
GM : -
びおら:*
びおら:「あら~、見ているほうが恥ずかしいです~(ぽっ」
譲二:負けたー!
譲二:もちろん刃のない方だよね?
莠世:じゃあ、大鎌の一閃。ただし、刃を立てるんじゃなくって、刃の横っちょで
莠世:はりせんの容量で
譲二:「ぱるっく!」
GM:反対側からギギイ゛ディジリッギィの横っちょで
GM:挟みます!
莠世:挟みます
譲二:「ぶべへら!」
GM:それはもう、シンバルで頭を挟まれるよりも酷い衝撃!
譲二:「ちょっ!ま、まちー!脳が!なんか脳から汁出るから!出るからー!!」
莠世:「……この!変態色欲ロリコン疫病神がーーー!!!!」
譲二:ぐで~。
GM : 鬱:「…………なんか…………、身の危険が?」
GM:目を開きます。
びおら:「流石にくろすぼんば~は痛そうですね~」
譲二:「って、ぐでってる場合じゃねー!」逃げる逃げるかさかさかさ。
譲二:「変態と疫病神と色欲には断固抗議いたします!」
GM : 鬱:「う…………」 上半身を起こして、頭を振ります。
譲二:「っと、こんな事をしている場合ではない」
GM : 鬱:「……! ……、…………」
譲二:「お目覚めか?」
GM:はっと気付いたような顔、焦ったような顔、諦めたような顔。
GM:そして、何かに耐えているような顔。
莠世:はあはあと、肩で息をしてから、「まったく、あやつは……!!」っと、憤懣やるかたない表情で
譲二:「あはは。お前の相手はまた今度してやるから」>ゆぜ
譲二:「……耐えなくていいんだよ」
譲二:と、やさしく頭をなでます。
譲二:再び、俺の背後に見える、カレス。
GM : 鬱:「ゃ……め、てよ…………、やめ、てよ!」 心なしか涙色の声で
GM:その手を払います。
譲二:「もう、いいんだ」
譲二:払いのけられても、今度は別の手でなでます。
GM : 鬱:「わかってるわよ。 もう良いのよ。 理解してるわ。 わかってるって言ってるでしょう!」
譲二:「いいや、わかってない」
GM:払いのけて、ばっと立ちます。
GM : 鬱:「わかってるわ! そんなに頭悪くないわよ。ほら、えへ、えへへへ、えへへへへへへへ! えへへへ!」
莠世:「そう。理解してるの。なら話が早いわ」
びおら:「では、何をわかっているのか、おっしゃってください~」
譲二:あ、ごめん。判断がだめだ(苦笑)
譲二:これは肯定してあげるべきところ。
譲二:間違えてる私。
譲二:って、あれー?間違ってなかったあるよ!
GM : 鬱:「人が一人死んだだけだもの。今更。 人の魂が一つ消え失せた……、だけだもん。 えへへ!」
GM : 鬱:「大した事無い! 些細な事でしょ? お祭りが終わった後みたいな寂寥感……それだけよ、えへへ!」
莠世:「そう。そうして、貴方は彼の魂を救った……ということもね」
莠世:「……彼は、貴方にこう伝えてと、言ったわ」
莠世:「私は、幸せだった」っと
GM : 鬱:「な、によ。 冗談言わないでよゆぜ。 あんたらしくもない」
譲二:「冗談じゃないさ。それに、ゆぜは冗談を言わない」
莠世:「私が、冗談を言うと思う?」
びおら:「冗談などではありませんわ」
譲二:「まぁ、冗談の一つも言えるようになればもっと可愛くなるんだけどなぁ」ためいき。
びおら:「はいはい、まぜっかえすのはあとになさってくださいね?」>譲二さん
譲二:「そっね」>まぜかえす
GM : 鬱:「…………な、なによ! ハロゥイーンパーティはエイプリルフールじゃないわよ!?」
譲二:「もういいんだよ……」再び、頭をなでる。
GM : 鬱:「慰めなんか、私には、似合わないのに!」 引き攣ったように笑います。
GM : 鬱:「……幸せなはず、無いじゃない。ずっとずっと、本当は独りで、ずっとずっと、戦ってた、彼が……」
莠世:「信じる、信じないは貴方の勝手」
莠世:「ただ、私は死にゆく人の言葉を、歪める気はないわ……」
莠世:「彼はあの時微笑んでいた。貴方からは見えなかったかもしれないけど」
莠世:「とても、とても。嬉しそうだった」
莠世:「彼は最後に『そこだけは、バケモノに、喰われる事の無い』とも、言ったわ」
譲二:「慰めてなんかいないさ。ほら、聞こえないか?イィィリカの声が……」と、この手はイィィリカを葬った手。
譲二:と、この手を彼女の耳にかざす。
GM : 鬱:「私は願いをかなえてあげなかったのに……幸せなわけ…………」
GM : ……
譲二:「聞こえないか?彼の、最後の言葉が……」
びおら:/譲二さんの手が、ほんのり光る。イィィリカの、最後の光のように
譲二:そして、俺とは別に、彼女の頭をなでる、カレスの姿。
GM : 鬱:「……………… ざけ、ないでよ…………」 消えそうな声で。
譲二:「……聞こえた、な?」
GM : 鬱:「だから私は…………貴方を………………手放したくなかったのに。 なんで、さいごにそんな」 ぎゅっと、大きな帽子をかぶって。
譲二:「だから、もう、強がらなくていいんだよ。君の罪は、俺が、彼の代わりにすべて許すから」
GM:両手でそのつばを下に引っ張ります。
譲二:もうなでられん。
莠世:「私には、彼の言葉の意味などわからない。でも、鬱。……貴方なら判るでしょう?」
GM : 鬱:「…………っ、っ…………っ!」 顔を背けて。
GM:皆から数歩退いて。
GM:帽子で顔を隠して。
GM:震える、彼女。
譲二:我々は、もう見ているだけです。
GM:その頬から、何かが滴り落ちていました。
譲二:あとは、もう、彼女が自分で解放されるだけ。
びおら:/そして。鬱の嗅覚をくすぐる匂い。それは、かつて自分が大嫌いだといったものを、たとえたもの
びおら:/やたら甘いくせに、苦くて、生温かくて、食べられたものではない…
GM:失敗した、パンプキンパイ。
譲二:/でも、大好きなもの……
莠世:/大好きだったけど、無くしてしまったと思ったもの
莠世:/もう手に入らない、そう思ったから遠ざけていた、モノ
GM : 鬱:「…………何よ」 ちょっと帽子のつばを上げて、そちらを見ます。
GM:びしょびしょの瞳をぬぐって、隠れ見るように覗きました。
びおら:譲二さんと、ゆぜさんと、びおらの3人が。大きなお皿を一緒に持っている。そこに乗っているのは
びおら:あの、パンプキンパイ
譲二:/失敗した、パンプキンパイ。
GM : 鬱:「…………最初から、失敗していたのかな。 最初の最初から、間違えて間違えて……だから、最後の最後まで間違えていたのかな」
譲二:「そんな事はないさ。最後の最後は、間違えてないんだから」
びおら:「あら。失敗していたかどうかは。食べてみなければわかりませんわ」(そうでしょう?と譲二さんとゆぜさんを見る)
譲二:「はは、まったくだ。食べてみなきゃ味はわからないよな」
GM : 鬱:「……でもさ、すっげー醜くて、不細工だよ。そう思わない? えへ、へ……」
莠世:すっと、パイの表面をなでて……「甘い、でも」
莠世:「優しい、味」
びおら:「このパイは、わたくしでも、もう二度と作れはしませんから」
GM : 鬱:「…………」 ぱ、とギギイ゛ディジリッギィで一口サイズ分すくいあげ
GM:口に放りこみます。
GM:租借して
GM : 鬱:「……えへへ、へ」
GM : 鬱:「まずーーーい。 えへへへへへへへへへへへ!」
譲二:「失礼なヤツだな~。ははははは」
GM : 鬱:「本当、気持ち悪いのに」 ぽろりと、最後のひとしずく。
GM : 鬱:「……ね。甘いんだよね」
莠世:「……甘い、ね。」
譲二:では、再び、彼女の頭をなでます。
譲二:ふぅんむ。
GM:どうしました?
譲二:いや、どうもっていこうかなっと思って。
譲二:ギャグにするのか、シリアスでしめるのか。うーむう……
GM : 鬱:「ふん、止めてって言ってるじゃないの。 学習能力の無い猿が」 今度は軽くてを押しのけて
GM : 鬱:「そんなに撫でるのが好きなの? フェチ? んん? えへへへへへへ!」
GM:意地悪く笑います。
莠世:「気にするな。こいつのはただの考え無しだ」
譲二:「ふっ、よくわかったな。当然ながらフェチなのである!」なでなで。
莠世:無言で膝裏に足蹴り
GM:ごぉぉん
GM:ギギイ゛ディジリッギィで埋められました。
譲二:ひどぉい!
びおら:その様子に安心したように、パンプキンパイに、布をかける
譲二:「まぁ、いいや」ずりずり出てきて。
譲二:「ハロウィンお疲れさん」
GM : 鬱:「結果がどーこーはもーいーけどさ! あんた」 びし、とギギイ゛ディジリッギィでジョージを指して
譲二:「……ん?なに?」おどけた感じで。
GM : 鬱:「私が苦労に苦労を重ねて作った器……壊しやがっちゃったんだよ? えへへへへへ?」
GM : 鬱:「その恨みと罪は消せない、かなー」
譲二:「あぁ、カレス?誰が壊したって?」
びおら:「……え、ではどうなさったのですか?」
譲二:「ばっか言っちゃいけないよ。そうそう簡単にあんな可愛い子に手をかけるわけないじゃない」
びおら:「お嫁さん候補なのにあんなことをなさって、とても驚いたのですよ?」
莠世:「……だが、確かにあのとき」
莠世:その、お嫁さん候補という言葉に、なぜか渋い顔をして
GM : 鬱:「はぁ、お嫁ぇ……?」
譲二:「確かに、彼女はばらばらの粉々になったね。それこそ、光に」
びおら:「……光に。……光…」
譲二:というわけで、運切行きます!
GM:叫んでください!
譲二:「御世!」
GM:ちがわっ
譲二:じゃなくて!(笑)
びおら:見よ、見よ(笑
譲二:「見よ!」
譲二:そういった瞬間、彼のまわりに、チリのようなものが集まり始める。
譲二:「私は、構造の支配者。」
譲二:「すべての構造を理解し、それを分解する事が出来るもの……」
譲二:「だが、それだけではない。その逆もまた、真なり」
譲二:彼に集まるちり。いや、光が、彼が触れるたび、形を整えられてゆく。
譲二:「彼女はあの時、死んだのではない。ただ、一度この地上から分解され、最も安全な場所で、時を待っていたに過ぎないのだ」
GM : 鬱:「…………」 憎憎しげに首を傾げて
びおら:「この光、まるで…」
譲二:と、彼が言った直後、光を集め、そして、お姫様だっこの状態で、カレスを戻す。
譲二:「このように、彼女は無事なのです」
GM : 鬱:「は、ぁぁぁぁ、ぁん。 魔力で構成された器を一度分解……それこそ、魂と言える段階まで分解……そして、再構成」
GM:とんとん、と肩に杖を弾ませて
譲二:「なにより、これにより、彼女は、ハロィーンが終わっても、消えない。肉の体を手に入れたからね」とウィンク。
GM : 鬱:「ほんっとぅ……ふざっけんじゃないわよ。 私のかけた魔法をことごとく」
GM:びし びし、と邪悪に妖艶に微笑みが変わっていきます。
莠世:「……諦めろ、奴のやることは全て、常識外れだ」
GM : 鬱:「ことごとくキャンセルして、リライトして……。私の作品を。えへへ」
GM : 鬱:「えへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへ! えへへへ!! むかつくっ!!!」
譲二:「ごめーんね。だってこの子は俺の娘のようなものだから!」
譲二:可愛く笑顔で。
莠世:「可愛くない」
GM : 鬱:「むかつくからぁ……、――壊す!」 ぶんっ!!
GM : と
GM:ギギイ゛ディジリッギィを
GM:カレスに向けて振り下ろします。
譲二:「ちょっ!それはダメー!」と、カレスをお姫様だっこで逃げる。
GM:ばっっ!
GM:彼女が砕け散ったかのように見えると……次に目に入ったのは
譲二:おおう!?
GM:綺麗で可憐なドレスを着た、カレス。
譲二:おおおおおう!?
譲二:「きゃ、きゃわいぃぃぃ!」もだえる俺様。
GM:髪の毛もキュートに纏められています。
GM : 鬱:「えへへ、良い出来ね。ゆぜ、そう思わなぁぁい? えへへへへへへへへへ」
莠世:「ええ、とても可愛いと思うわ。」
びおら:「そうですわ。カレスさんにも、これを召し上がっていただきたいのですけど」と、パンプキンパイを
譲二:「じゃあ、パンプキンパイも食べましょうね~。まいはにー」でれでれ。
譲二:「ありがとうウツちゃん。どうかな?結婚しないかい?」
びおら:「では、譲二さんが、”あーん”させてくださいね」
GM:ぱちり、と目を開いたカレス。
GM : カレス:「…………ぁ、ぁぇ? はゃゃ?」
譲二:「はい、あーん」カレス
莠世:「貴様、いたいけな少女に何をしている
GM : カレス:「あ……ジョージさん」 くすりと笑って
GM : カレス:「おはよう、ございます」 と、手を伸ばし、頭をなでなでします。
譲二:「なにって、娘にパンプキンパイを食べさせて、ウツちゃんにプロポーズをしている」
譲二:ちなみにゆぜには結婚しようって一回も言った事ないから!(笑)
びおら:流石だ!(笑
GM : 鬱:「私の世界での結婚式、男性がまず77つの試練を潜り抜けるところから始まるんだけど?」
GM : 鬱:「毎年結婚しようとして、死傷者多数なのよ。えへへ、知ってた?」
莠世:「知らないわ。……この男も、そちらの世界に放り込んでやればいいのに」
譲二:「大丈夫。俺不死身だから!」無意味に笑顔で歯をきらーん!
びおら:「カレスさん、お目覚めに、パンプキンパイはいかがですか?」
GM : カレス:「ぱ、ぱんぷきん、ぱい?」
GM:来る、と首を傾けると。 おなかがくるぅと鳴ったカレスです。
びおら:「はい、この世にたった一つしかない、パンプキンパイですわ」
譲二:「はい、あーん」と、食べさせてあげる。
譲二:「……って、ひょっとして結婚してくれるの!?」なんか時間差で驚いてみる(笑)
GM : カレス:「はむ。 むぐ、むぐ。もぐ…………」 静かに租借する、彼女。
GM:つ……。
GM:頬を涙が一筋流れるけれど、
GM:彼女自身はそれに気付かない。
譲二:ああ、カレスの頭はなでなでする。
GM : カレス:「……甘い、です」 ごくん。
びおら:「……鬱さん。あなたの目的、少しですけど、達成できたみたいですよ?」
びおら:「(……だって、これは。イィィリカさんの光で作られてますからね)」
びおら:「(だから、この世でたった一つで、二度と作れないのですわ)」
GM : 鬱:「知らないわよ」 ぷぃ、とそっぽを向いて。
GM : 鬱:「私は彼を、壊したくなかっただけだもん。 達成も何も無い。 えへ」
譲二:「まーったく。君も可愛げないんだからっ、お、か、あ、さん」
GM : 鬱:「……お母さん?」
譲二:「そ。少なくとも、彼女のお母さんは、君だろ?んで、お父さんが、お、れ」(笑)
GM : 鬱:「違うわね」
譲二:「違うの?」
GM : 鬱:「『それ』を作ったのは私だけど、『そいつ』を作ったのは私じゃないよ」
譲二:「そんな事はないよ」と、カレスを持ち上げて、そして、ウツの頭をなでさせる。
GM : 鬱:「それは元々、この世界の『恐怖』の概念を貯蓄するためと、イィィリカの器のために作ったんだから」
譲二:「うん。そうだね」なでなで。
GM : 鬱:「何かの、歪み、とか、間違い、とかで……そんな変な人格が生まれただけなの。 えへへへへへへ!」
GM : 鬱:「って、何撫でてるのさ。 私を撫でて良いのは……、……」
GM:と、ちょっと頬を赤らめます。
譲二:「だから、こんなに愛らしく、出来たんだよ。さあ、カレス。一言お言いなさい」(ありがとう。と)
GM : カレス:「あ、ありがとうござい、ます!」 ぺこ。
譲二:「良く出来ました!」
びおら:「あら、人間なんて歪みだらけで間違いだらけですわ」
びおら:「ですから、上手く行ったのですよ、きっと」
GM : 鬱:「………………えへ。 ふん。 すっかり女の子じゃん。むかつく」
GM : 鬱:「器、鍵、枷……魔道具としてのそいつは、確かに壊したわよ。 壊れた玩具は、私要らないわ」
譲二:責任持って育てなさいって言ってもいいんだけど、どうしよう?
GM : 鬱:「えへへへへへへへへ。あんたにあげる。 何となく。 えへへ」 するり、とギギイ゛ディジリッギィを肩から降ろし
GM:とん、と地面を突きます。
GM:出てきたのは…………あのカボチャ。 だけど
GM:凶悪に嘲笑しているのではなく
GM:そう。 優しく微笑んでいる。
GM:ようにも見えるような、巨大なカボチャ。
譲二:「んじゃ、そろそろスメバミヤコにでも帰ろうか。ひさしぶりにゆぜのあんまり美味しくない御飯食べたいし」
莠世:「誰が貴様に食わせるか!というか、貴様に美味しくないと言われたくない!」
莠世:と、そこには鬱の初めて見る、声を荒げるゆぜの姿があった
譲二:「って、だってあんときのはまずかったじゃん!」
莠世:「それは!貴様がいるからだ!」
譲二:「でもメイドさんの料理は美味しいぞ?」
莠世:「……なら、私のなど、食うな!」
びおら:「(懐中時計を見て)まぁ、そろそろ0時ですわね」
譲二:「ああ、時間か」
GM : 鬱:「えへへへへへへ!」 空中に昇って
GM:杖を振りまわし、彼女は笑います。
譲二:「じゃーなー」とかゆぜに追いかけられながら手を振る?
GM : 鬱:「ほら、ほら、ほら、ほら、えへへへへへへへへへへへへへへへ!!」
GM:ひゅるん、とそれを振ると……辺りが輝く。
GM:オレンジ色に、輝く。
GM:バットに、ウィッチに、キャットに、ストロードール。 そして、パンプキン。ジャック=オー=ランターン。
GM:禍禍しい化物達は、馬鹿馬鹿しいまでに清清しく
GM:笑った表情で。
GM:世界を染めて行く。
GM : 鬱:「Hey! Hey!Hey!Hey!! Happy Halloweeeeeeeeeeeen!!」
びおら:「......Happyhalloween!」鬱さんに、手を振りながら
譲二:「食うなって、いいじゃんたまにはこう、珍味が食べたくなる時ってあるだろ?」
莠世:「私の料理は、珍味かーー!!」
譲二:「ハッピーハロウィーン」と言いながらゆぜから逃げていきます。
莠世:ふと、譲二への攻撃の手をゆるめて、でも空間で固定して
莠世:眩しそうに、鬱のいる空を見上げた
譲二:って、空間に固定ですか!(笑)
譲二:では、こっちも見上げます。
GM:時計の針が0時を指す瞬間に、
GM:それらは弾けて消し飛んで、
GM:最後に響く――――
GM :『Trick! or Treat!!』
GM:夜の静寂が戻ってくると……
GM:そこに、鬱の姿はありませんでした。
GM:ぽとん。
GM:笑ったカボチャの小さなランプ。 ジョージさんの頭に命中します。
譲二:「あだっ」
譲二:「なんで狙ったように俺」いや、狙ったんだろうけど。
GM:ぼうっとそれは暖かいです。(笑
莠世:そのランプはその隣にいた、ゆぜの手の中に転がった
びおら:/そして、ランプに、おまけのように括り付けられてる
びおら:/一口サイズの、パンプキンパイ
びおら:「終わってしまうと、なんだか、少し、寂しいですね~」そっと、遅れて空を見上げる
譲二:「いてて……」
GM:お話は、これで終わり。
GM:ある夜の、ハロウィーンパーティ。
GM:寂しかったの。 楽しかったの。 どんな感情も、そう。 後の祭。
譲二:そして、ゆぜの手に転がった、ランプに気づきます。
譲二:「……それ、お土産か?」
莠世:「……かな?」
びおら:「可愛らしいお土産ですね~」
譲二:「つーか、向こうにもかぼちゃってあるんだな。……あいつの世界って、どんなところだったんだろうな?」
莠世:「さあ、な。だが……」
莠世:「少し、興味、ある……」
譲二:「そっか」
莠世:そういって、彼女はランプをかかえて、少しだけ、ほんの少しだけ、
莠世:微笑んだ……
譲二:それはちょっとどきっとしとかなきゃダメって事ですか!?(笑)
譲二:(こいつの笑った顔って、はじめて見た……)
譲二:「……なぁ、ゆぜ」
莠世:「……ん?なんだ」
譲二:「これ、やる」と、ポケットから取り出すのは、コンビニで売ってるチロノレチョコ。
GM:まだ持ってたんですかっ!
GM:お味は?
びおら:でも、まだ1日経ってないよっ
譲二:だって食べてる暇なかったじゃん!!
GM:とけてそー
譲二:とけないとけない。構造点ついていつまでも美味しいままだから(笑)
譲二:とけててもいいけど(笑)
莠世:「……これ。」
莠世:「……ありがとう」こんどは少しだけはにかんだ笑みを浮かべた
びおら:/そして、少し溶けかけたチョコを、口に放り込む
譲二:「あの時、助けてくれたからな……」と、いつのあの時かは不明のありがとうを。
莠世:「……甘い」
びおら:/甘くて、苦くて、生温かくて……
びおら:/そして、優しかった
譲二:「さぁ、今度こそ帰るぞー」
譲二:と、カレスをだっこしながら歩き出す譲二。
莠世:「……そうだな」
びおら:「はい、星寝さんたち、ずっと待っていると思いますよ~」
GM:ぼぼ、ぽっ
GM:暖かく輝いた、そのカボチャのランプ。
GM:その顔は、まるで。 「えへへへへ」と、笑っているようでした。
莠世:それは4人の歩く夜道を優しく照らした